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SKハイニックス、DRAM需要急減で半導体ライン増設計画を保留


SKハイニックスが忠清北道(チュンチョンプクト)清州(チョンジュ)工場に計画していた半導体ラインの増設を全面的に見直すことにした。

19日、産業界によるとSKハイニックスは先月取締役会を開き清州工場の増設案件を議決しようとしたが、議論の末、最終決定を保留した。

SKハイニックスは当初、清州テクノポリス産業団地内の43万3000平方メートルの敷地に約4兆3000億ウォンを投資し新規半導体工場であるM17を増設する計画だった。

工場の増設決定が保留された背景には最近の不安定な半導体業況が挙げられる。この2年間、市場を熱く盛り上げた新型コロナウイルスによる特需が消える中で、ロシア・ウクライナ戦争の長期化にともなう世界景気沈滞に対する憂慮が大きくなっている。特にインフレ(物価上昇)を抑えるため韓国を含む米国、欧州など世界各国が金利引き上げを進めており、人々の消費心理は大きく萎縮した。

さらに、龍仁(ヨンイン)半導体クラスターも影響を与えたものと見られる。M17はDRAMメモリ半導体装備を入れた後、龍仁半導体クラスターが稼動すればNAND型フラッシュ生産施設に変える計画だった。しかし、M17の稼動時点と龍仁工場の稼動時点が狭まり、投資に速度調節が必要だったものと見られる。

半導体の需要が目立って減少しながら価格下落現象が現れている。

SKハイニックスに先立って、国内最大手のバッテリー会社であるLGエナジーソリューションも米国に1兆7000億ウォンをかけてバッテリー工場を建設することにした投資計画を全面的に見直すことにした状態だ。景気低迷により電気自動車の需要が減りかねないという予想が立てられ先制的に投資調整に動き出したものだ。
  • 毎日経済 | イ・スンフン記者
  • 入力 2022-07-19 17:30:01




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