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韓国バッテリー3社、北米に続き欧州のバッテリー生産能力を拡大


  • 韓国バッテリー3社、北米に続き欧州のバッテリー生産能力を拡大
  • LGエナジーソリューションが増設を推進するポーランドのヴロツワフ工場 │ 写真提供LGエナジーソリューション

産業界によると、LGエナジーソリューションはポーランドのヴロツワフ工場のパウチ型バッテリーの生産能力を拡大し、欧州内の円筒型バッテリー生産のための別途拠点を設ける案を推進している。

韓国と中国、北米に続き欧州現地のバッテリー生産能力を大幅に拡大し2025年までに100ギガワット時(GWh)以上の生産能力を確保するという構想だ。LGエナジーソリューションは来年までにポーランド工場で北米3大完成車メーカーであるフォードに供給するバッテリー用生産設備を従来比2倍に増やし、順次増設を続けていく計画だ。投資効率性を極大化するため既存の生産ラインを活用し設備高度化作業を展開することにした。

LGエナジーソリューションの関係者は「ヨーロッパの円筒型バッテリー生産拠点に対する具体的な投資計画はまだ確定していない」として「ポーランドのヴロツワフ工場近隣に遊休用地が残っているだけに新規生産拠点をどこに構築するか多角的に確認している」と説明した。

SKオンもまた、グローバルバッテリーメーカーの中で初めて公的輸出信用機関(ECA)資金の誘致に成功し、欧州の生産施設の拡充に拍車をかけている。最近、SKオンはドイツ貿易保険機関のユーラーヘルメス(Euler Hermes)、韓国貿易保険公社、韓国輸出入銀行との緊密な協議を通じて20億ドル規模の投資財源調達に成功した。

SKオンは今回の投資財源をハンガリーのイヴァンサ(ivancsa)市に建設中の欧州第3工場への投資に使う計画だ。計3兆3100億ウォンが投入されるイヴァンサ工場は、2024年から年間電気自動車43万台に供給できる30GWh規模のポーチ型バッテリーを生産する予定だ。

サムスンSDIは今年下半期からハンガリーのゲド(God)第2工場が量産に突入し、高付加価値製品である中大型バッテリー「Gen5」の販売を本格化する。業界によると、サムスンSDIのハンガリー工場の生産能力は2020年13GWhから2021年24GWh、2022年37GWhに増える見通しだ。特にサムスンSDIはBMWと「46パイ」バッテリー(直径46ミリメートルの中大型円筒形バッテリー)の供給を議論しており、今後大規模増設に乗り出す可能性が開かれている。
  • パク・ユング記者
  • 入力 2022-08-01 17:51:55




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