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LNG船発注量、過去最高を記録 韓国が3か月連続1位


ウクライナ戦争とカタール液化天然ガス(LNG)プロジェクトの需要により、今年1月~7月の世界のLNG運搬船発注量が過去最高を記録した。急増したLNG船の受注に支えられ韓国が先月、中国を抜いて世界の発注船舶の半分を獲得し、3か月連続1位の座を守った。

8月9日、英国の造船海運市況の分析機関であるクラクソン・リサーチによると、韓国の造船会社は今年に入って7月までに全世界の累積船舶発注量2368万CGT(標準貨物船換算トン数)のうち1113万CGT(204隻)を受注した。割合では47%を占めたことになる。同期間、中国は1007万CGT(42%)を受注し韓国に押された。

韓国の造船会社が独歩的な競争力を持つLNG運搬船部門が今回も貢献した。この7か月間、LNG運搬船(14万立法メートル以上)は全世界で103隻が発注された。これはクラクソン・リサーチが関連統計を集計し始めた2000年以来最高の記録で、従来の最多発注量である2011年(41隻)の2.5倍ほどになる。今年に入って7月までに発注したLNG船(103隻)のうち78隻(76%)を韓国が受注した。企業別では韓国造船海洋34隻、サムスン重工業24隻、大宇造船海洋20隻の順だ。特にサムスン重工業は6月、バミューダ地域の船主から17万4000立方メートル級のLNG運搬船12隻を計3兆3310億ウォン規模で受注し韓国造船業史上最大規模の単一船舶建造契約を結んだ。

韓国輸出入銀行海外経済研究所が最近に発表した報告書「海運・造船業の動向と展望」によると、ロシア・ウクライナ戦争を契機に冬を控えた時点でLNG船の需要は今後も良好だと予測される。

報告書を作成した輸出入銀行海外経済研究所のヤン・ジョンソ首席研究員は「新造船価格が急上昇し今年下半期を含め世界新造船市場は短期的に需要が萎縮する可能性があるが、LNG船は需要が比較的強固で突然市況が沈滞するほど悪化する可能性は高くない」と説明した。

LNG船の新規発注を引き出している動力にはカタールLNGプロジェクトが挙げられる。カタールLNGプロジェクトとは、カタール国営石油・ガス会社であるカタールエナジー(旧カタール・ペトロリアム)が天然ガス生産・鉱区開発と相まって推進している大規模LNG運搬船の発注のことを指す。業界ではカタールLNGプロジェクトによるLNG船新規発注量を100隻前後と予想している。

造船業界の関係者は「LNG運搬船を中心にLNG二重燃料推進船などエコフレンドリー高付加価値船舶中心の選別受注を通じて受注量と収益性確保に集中している」と明らかにした。
  • 毎日経済 | ムン・グァンミン記者
  • 入力 2022-08-09 17:19:43