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韓国で自動車のオンライン販売が急成長 上半期約3兆ウォンを記録


8月17日、韓国の統計庁によると、今年上半期のオンライン(PC・モバイルを含む)を通じた自動車・自動車用品取引額は2兆9325億ウォンと集計された。新型コロナウイルスで非対面取引が活性化し始めた昨年上半期(2兆4457億ウォン)よりも20%増加した額だ。

オンライン自動車取引額は2019年の2兆778億ウォンから2020年3兆3301億ウォン、2021年4兆9484億ウォンへと毎年大きくなった。現在の傾向が続けば、今年の年間取引額は6兆ウォンに迫るものと予想される。

オンライン自動車市場の成長は中古車・新車を問わない。代表的な「レモンマーケット(品質の低い製品が多い市場)」で、消費者の不信が大きく非対面販売が難しかった中古車市場にも変化が生じたのだ。直営中古車プラットフォーム企業であるケイカーの半期報告書によると今年上半期の全体小売販売台数のうち、Eコマース(オンライン)が占める割合は49%に達する。ケイカーの「マイカー購入ホームサービス」を通じて車の選択から決済までをオンラインで済ませることができる。2年前まではこの割合が34.7%に過ぎなかったが、昨年44.6%と10%ポイントほどが跳ね上がった後、着実に成長している。

テスラにより触発されたオンライン新車市場には輸入車メーカーが続々と参入している。2016年、国内に初めて進出したテスラは100%オンラインでのみ車を販売する。以後、メルセデス・ベンツコリアとBMWコリアなど他の輸入車メーカーもこれに参加した。

2019年からオンライン販売を開始したBMWコリアは、昨年だけで5251台をオンラインで販売した。前年より950%成長した規模だ。特に「iX3」などの電気自動車モデルは、オンラインでのみ毎月一定量を販売する方式を導入した。メルセデス・ベンツコリアも昨年9月に認定中古車を、同年10月には新車をオンラインで販売し始めた。今年上半期のオンライン販売の割合は認定中古車が全体の21.9%、新車は6%に達する。

現代自動車やキア(起亜)など韓国完成車メーカーは労組の反対で国内にオンライン販売を導入できずにいる。すでに欧州やインド、日本などでオンライン販売を部分的に進めているのとは対照的だ。国内では現代自動車が光州(クァンジュ)グローバルモータースに委託生産しているキャスパー程度だけが100%オンラインで販売されている。
  • 毎日経済 | イ・セハ記者
  • 入力 2022-08-17 17:26:08




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