トップ > 数字経済 > 企業 > サムスン電子、低開発国向けの新技術トイレを開発 ビル・ゲイツ氏とタッグ

サムスン電子、低開発国向けの新技術トイレを開発 ビル・ゲイツ氏とタッグ


  • サムスン電子、低開発国向けの新技術トイレを開発 ビル・ゲイツ氏とタッグ
  • サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長(左)とビル&メリンダ・ゲイツ財団理事長が16日に会い記念撮影をしている。右側の写真はサムスン技術を基盤に作られた家庭用RT。[写真提供=サムスン電子]

サムスン電子が低開発国に衛生的なトイレを普及するビル&メリンダ・ゲイツ財団の「RT(Reinvent the Toilet)プロジェクト」に参加し、「水のいらないトイレ」の技術開発に成功した。サムスン電子の李在鎔副会長は、マイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツ財団理事長が最近訪韓した際に会合し、この内容を共有したことが分かった。

25日、サムスン電子は16日、李副会長がビル・ゲイツ理事長に会いRTプロジェクトの開発結果を知らせ世界での社会貢献活動と関連して意見を交換したと明らかにした。当時の面談でビル・ゲイツ理事長はビル&メリンダ・ゲイツ財団のビジョンと現在推進中の社会貢献活動の現況を説明した。李副会長は、サムスンの技術で人類の難題の解決に貢献する考えを明らかにした。

RTプロジェクトは水と下水処理施設が不足している低開発国で新概念の衛生的なトイレを普及する活動だ。ビル&メリンダ・ゲイツ財団は2018年、サムスンにRT開発への参加を要請した。サムスンは3年間の研究開発を経てトイレの駆動エネルギーを効率化し排出水を浄化する能力を確保した。また、排気ガスの排出量を低減し家庭で使用可能な大きさにトイレを小型化した。長く使えるよう耐久性も改善した。この技術を利用すれば熱処理・バイオ技術を活用して環境に無害な流出水を排出できる。

サムスンが開発した家庭用RTは、実使用者試験まで終えた状態だ。ビル&メリンダ・ゲイツ財団は今後、量産のための効率化過程を経て下水施設がないか劣悪で水が足りない低開発国にこれを提供する計画だ。サムスン電子は直接開発したRTプロジェクトの技術特許を低開発国対象の商用化過程に無償でライセンシングする計画だと明らかにした。
  • 毎日経済 | チョン・ユジョン記者
  • 入力 2022-08-25 17:31:33




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア