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韓国、9月も赤信号 6か月連続で貿易赤字の危機


関税庁が13日に明らかにしたところによると今月1~10日の貿易収支(通関基準暫定値)は約24億4300万ドルの赤字を出した。今年初めのロシアのウクライナ侵攻以後、原油・ガスなど国際エネルギー価格が急騰し今月に入っても輸入額(186億8800万ドル)が輸出額(162億4600万ドル)を大きく上回ることになる。今月1~10日の輸出額と輸入額は前年同期比それぞれ16.6%、10.9%減少した。秋夕(チュソク、旧盆)の連休で操業日数(6.5日)が昨年同期(8.5日)より2日減った影響だ。

品目別に見れば、主要輸出品目である半導体の輸出額は昨年同期より7.9%増えた。先月の半導体の輸出は2020年6月以降26か月ぶりに減少した。石油製品の輸出額も11.7%増加した。一方、乗用車(-17.9%)、鉄鋼製品(-36.4%)、無線通信機器(-23.8%)などは減少した。輸入は原油(15.7%)、ガス(92.3%)、乗用車(5.8%)などの輸入額が昨年同期より大幅に増えた。特に、3大エネルギー源である原油(32億8600万ドル)、ガス(21億5500万ドル)、石炭(6億6800万ドル)の合計輸入額だけで61億900万ドルに達した。

輸入増加率は昨年6月から先月まで15か月連続で輸出増加率を上回っている。このため、6か月連続で貿易収支赤字の可能性も高まっている。6か月連続赤字は通貨危機を控えて29か月連続赤字を記録した1995年1月~1997年5月以後25年ぶりのことだ。今年の貿易収支は1月(-49億ドル)に赤字を出した後、2月(8億4000万ドル)と3月(1億8000万ドル)に黒字転換したが、4月(-24億7600万ドル)から再び赤字に転じ5月(-16億ドル)、6月(-24億8700万ドル)、7月(-48億500万ドル)、8月(-94億7400万ドル)の5か月連続赤字を続けている。
  • 毎日経済 | ソン・グァンソプ記者/チョン・ギョンウン記者
  • 入力 2022-09-13 17:36:40




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