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ソフトバンクの孫会長が訪韓、サムスン電子の副会長と半導体など協力関係模索


  • ソフトバンクの孫会長が訪韓、サムスン電子の副会長と半導体など協力関係模索
  • 李在鎔副会長、孫正義会長、

1日、金浦(キムポ)国際空港を通じて入国したソフトバンクの孫正義(ソン・ジョンウィ)会長がサムスン電子を含む国内企業と多様な協力関係を模索した。

3日、産業界によるとサムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長と孫正義会長は多様な協力関係事案を議論するため面談を行うという。一部ではこの日に2人が会合したと知られたが、サムスン側は公式に発表しなかった。李在鎔副会長と孫正義会長は、新型コロナウイルス感染症により両国間の交流が難しくなった状況でも互いに電話通話をしながらビジネスを含めた多様な話を交わすなど、かなり親密な仲だという。2人が公式席上で最後に会ったのは2019年だが、その後も電話などを活用して連絡を取り続けたそうだ。孫正義会長の訪韓と関連してソフトバンク側は「サムスンとARMの戦略的提携について話したい」と公式に明らかにした経緯がある。このため2人は最優先順位としてARM関連事案を議論するものと見られる。世界各国政府の独寡占規制によってサムスン電子がARMを一人で買収することは事実上不可能だ。これに伴いサムスン電子がARMの株式の一部を買収したり、フリーIPO(上場前の投資誘致)などに参加する方案が議論されるものと知られた。さらに、サムスン電子とARMが技術的な協力関係を構築するためにも協議が行われるものと伝えられた。

これと共に、これまでソフトバンクが作ったビジョン・ファンド1号と2号が投資した会社が多様であるため、これらの会社の中からサムスン電子が関心を持っている売り物が買収・合併(M&A)対象になる可能性もある。ビジョン・ファンド3号を発足させる案についても議論が行われる可能性もある。ICT(情報通信技術)分野のベンチャー企業の株価が下落し業績不振に苦しんでいるソフトバンクは現在、資産処分に乗り出している。

現代自動車グループは2020年ソフトバンクが所有していたロボット企業ボストン・ダイナミクスの株式80%を約1兆ウォンで買収したりもした。
  • 毎日経済 | イ・スンフン記者
  • 入力 2022-10-03 17:36:58




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