三成洞や梨泰院洞の将来価値を見込んだ裏路地商圏が注目を集める


△写真=単独・集合住宅をリフォームした個性的なレストランやベーカリー、カフェなどが立ち並ぶ梨泰院洞の経理団通り。 [キム・ヂェフン記者]

「第2の街路樹通り」で有名なソウル市梨泰院洞の経理団通り(キョンニダンキル)にある2階建ての一戸建て住宅(敷地面積92.8平方メートル)。近いうちに坪当たり4260万ウォンほどで売られる予定だ。公示地価(862万ウォン)よりもなんと5倍近く高い。個性的なレストランやカフェ、ベーカリーなど「裏通り商圏」が形成されるやいなや、住宅価格が跳ね上がったのだ。近所のA不動産の関係者は、「住宅街周辺の店は、平日でも20・30代の若い客で空席がない」と語る。

裏路地商圏が注目されている。ソウルの大型商圏とされる江南の新沙洞「街路樹通り(カロスキル)」、鍾路の「三清洞カフェ通り」、麻浦の「弘大(ホンデ)」一帯が大企業のブランド店と大型フランチャイズ店でいっぱいになり、個性が消えて家賃が跳ね上がるやいなや、個人運営の小規模店舗が周辺の裏通りや住宅街に移ってきて、最近2~3年の間に「ミニ商圏」が新たに形成されているわけだ。

登記所通り・読書堂通り・チャンヂヌ横丁など人気

19日、不動産業界によるとソウル市内の代表的な裏路地商圏には、△三成洞の登記所通り(トゥンギソキル)、△方背洞のサイッキル(間の道)、△漢南洞の読書堂通り(トクソダンキル)、△梨泰院洞のチャンジヌ横丁、△龍山洞の解放村通り(ヘバンチョンキル)、△鍾路の西村通り(ソチョンキル)、△唐人洞(タンインドン)の唐人里発電所通りなどがある。

三成洞の登記所通りは、三陵公園と住宅街の間をぬって続く道だ。ワインレストランと日本式居酒屋、カフェなどのユニークな店が新たに巣を作った。方背洞のサイッキル(間の道)も、多様な観光スポットとして注目されている。ハムヂバク交差点から瑞来(ソレ)初等学校に至る裏通りと路地には10坪あまりの大きさのギャラリーや工房、インテリアショップなど50店が営業中だ。漢南洞(ハンナムドン)の読書堂通りはアラブ首長国連邦大使館から漢南五差路(ハンナムオゴリ)に至るまで続く読書堂通りの両脇はもちろん、路地の隅々に外国人レストランなど、20あまりのエキゾチックな店が入っている。KB国民銀行のイム・チェウ不動産専門委員は、「風変わりな食べ物や物に対する需要が増えて、モバイルメッセンジャーが発達しつつ、実力のある小規模商工人が集まった路地裏商圏が注目されている」と語る。

購入価格の安い単独・集合住宅…収益もそこそこ

投資戦略も再び組まなければならないところだ。別段これといったところのなかった都心の裏通りの、古びた単独・集合住宅の人気が高まった。実際、登記所通りやチャンヂノ横丁などで、住宅から新築・リフォーム工事が盛んだ。住宅を購入して商店に用途変更を行った後に賃貸しすると「新規商店」と同じなので、住宅数が増えず権利金の法制化措置に伴う権利金の心配もそれほではないからだ。

梨泰院洞の緑莎坪(ノクサピョン)のように、大通りや経理団通り沿いの建物の売買は一坪当たり5000万~1億ウォンに達するが、経理団通りの裏路地の住宅は坪当たり3000万~4000万ウォンと半分ほどだ。

家賃は低いが購入価格が安くて、利益率はむしろ裏通りの商店が5%前後と、大通りより高い場合も少なくない。

「ソウル不動産情報広場」によれば、今月中旬の時点で単独・集合住宅の取引量は1万914件で、3月から毎月1000件を超えて取引されている。裏路地商圏の建て物は、商圏がある程度成熟すると地価が上昇して売却益も狙えるだけに、「将来価値」を見ながら投資しなければならない。
  • 毎日経済_イム・ヨンシン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-10-19 17:50:50