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ロッテケミカル、イルジンマテリアルズを2.7兆ウォンで買収 インド財閥と最後まで競り合い


ロッテグループの化学系列会社であるロッテケミカルが、二次電池の核心素材である銅箔製造会社イルジンマテリアルズの買収を確定した中、買収交渉の過程でインド5大企業集団であるアディティア・ビルラ(ADITYA BIRLA)グループと最後まで激しい競争を繰り広げたと伝えられ関心を集めている。

11日、投資銀行(IB)業界によるとロッテグループの化学系列会社であるロッテケミカルは同日、イルジンマテリアルズの経営権を買収する本契約を締結する。53.3%の株式を2兆7000億ウォンで買収する条件だ。7日基準でイルジンマテリアルズの全体時価総額が約2兆5000億ウォンである点を勘案すると100%に近い経営権プレミアムを認められたわけだ。

このような中、ロッテグループはイルジンマテリアルズを買収するまでインドの5大グループの1つであるアディティア・ビルラ・グループと一進一退の競争を繰り広げたことが分かった。アディティア・ビルラ・グループは今回の買収戦でアルミニウムと金属部門の企業であるヒンダルコ・インダストリーズ(Hindalco Industries Limited)を前面に押し出し交渉を進めてきた。

IB業界の関係者は「初期入札当時、アディティア・ビルラ・グループがより高い価格を提案したが、グループの新成長動力確保のための太っ腹なベッティングに乗り出したロッテ側が結局はより良い条件を提示しイルジンマテリアルズを抱くことができたと見られる」と説明した。

イルジンマテリアルズはSKネクシリス(SK Nexilis)、中国のワッソン(Wason)、台湾の長春に続き世界銅箔市場4位のメーカーだ。国内で年間1万5000トンの生産施設を備えておりマレーシアとスペインの施設も増築している。前年度連結基準のイルジンマテリアルズの売上高は6888億ウォン、営業利益は699億ウォンだった。今年上半期までは3884億ウォンの売上と467億ウォンの営業利益を上げた。ロッテケミカルは今回の買収で二次電池素材にて垂直系列化を図ることになる。
  • 毎日経済 | カン・ドゥスン記者/カン・ウソク記者
  • 入力 2022-10-11 08:27:30




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