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サムスン電子、李在鎔副会長が会長に就任「愛される企業へ」


サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長が「韓国代表企業」サムスン電子の会長に公式就任した。2012年に副会長に昇進してから10年ぶりのことだ。これでサムスン電子は故・李秉喆(イ・ビョンチョル)先代会長、故・李健熙(イ・ゴンヒ)会長に続き3番目の会長を迎えることになった。

本格的な「李在鎔サムスン」時代が開幕したのだ。

サムスン電子は27日、取締役会を開き李副会長の会長昇進を議決した。サムスン電子理事会は「グローバル対外条件が悪化する中で責任経営の強化、経営安定性の向上、迅速で果敢な意思決定が切実だと判断し、このように議決した」と説明した。

李在鎔会長は同日、別途の就任行事なしに静かに会長職に就任した。その後、予定通りソウル中央地裁で開かれた「不当合併・会計不正」1審続行公判に出席した。この席で李会長は「肩がかなり重くなった」として「国民に少しでも信頼され、さらに愛される企業を作ってみる」と記者たちに明らかにした。サムスン電子理事会が李会長の会長昇進を議決し李会長がこれを受け入れたのは、対外環境悪化にともなう危機に突破口が必要だという判断からだと解釈される。サムスン電子の前に置かれた状況は容易ではない。グローバル緊縮政策にともなう世界的な需要萎縮が深刻化しており、米・中葛藤の激化で主力である半導体分野の不確実性も大きくなった。

27日、確定公示したサムスン電子の第3四半期の連結基準営業利益は前年同期より31.4%急減した10兆8520億ウォンを記録した。

理事会はサムスン電子がこのような危機状況を克服するためには「強力なリーダーシップ」が必要だと判断したようだ。李会長は2017年から続けてきた「無報酬経営」を会長就任以後にも持続する計画だ。李会長は就任後、初めての歩みとしてサムスン電子光州(クァンジュ)事業場を訪れる予定だ。
  • 毎日経済 | チェ・スンジン記者/イ・セハ記者
  • 入力 2022-10-27 19:51:01




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