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ポスコ、第3四半期の営業利益9000億に迫る

収益性改善、海外鉄鋼事業のマーケティング効果…高付加製品の販売量も急増 

  • ポスコ、第3四半期の営業利益9000億に迫る
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権五俊(クォン・オヂュン)号のポスコは、世界の鉄鋼不況の波にもかかわらず巡航している。クォン・オヂュン ポスコ会長が去る3月14日の就任以来ずっと強調してきた、ソリューションマーケティングと鉄鋼業の本源競争力強化の効果が収益性の改善につながっている。ポスコは23日、カンファレンスコールを通じて、連結基準で第3四半期に売上げ16兆2700億ウォンと営業利益8790億ウォンをそれぞれ記録したと明らかにした。

営業利益率は5.4%だ。前期との対比で売上げは2.6%減少したが、営業利益はむしろ4.8%増の水準だ。昨年の同期間よりも売上げと営業利益ともに増加した。前年同期との対比で第3四半期の売上高と営業利益は、それぞれ7.4%と38.9%増加した。これに関連し、ポスコ側は「海外鉄鋼事業の安定化とエネルギー部門の収益増加に支えられ、収益性改善が顕著だった」と説明した。

特に、去る1月に操業を開始したインドネシアの一貫製鉄所が親孝行をしていることが分かった。

現在82%の稼働率を見せているインドネシア一貫製鉄所は、最近の原価低下などの収益性の改善で、前期との対比で売上げが24%ほど増加して、営業利益の黒字を記録した。これとともに、インドの電気鋼板工場も第3四半期の営業利益が黒字を達成し、親会社の収益性改善を助けた。

系列会社の大宇インターナショナルとポスコエネルギーも、それぞれミャンマーのガス田の増産と副生ガス発電の電力販売などにより、前期との対比で営業利益はそれぞれ20%と138%増加した。クォン会長の経営戦略である「鉄鋼業の本源競争力の強化」にも合致した。特に顧客の目線に合わせた製品開発を通じて、高付加価値製品を生産・販売する「ソリューションマーケティング」効果が顕著だった。高強度のTWIP鋼・超耐食性ステンレス鋼板・自動車の軽量新素材のマグネシウムパネルなどの開発ととともに、ソリューションマーケティング製品の販売量は41万トンで、前四半期と比べて59%増加した。

これらに力づけられ、鉄鋼業だけの実績を知ることのできるポスコ単独ベースの第3四半期の売上げと営業利益は、それぞれ7兆2901億ウォンと6350億ウォンを記録した。前期との対比で営業利益が12.4%増加し、営業利益率も8.7%を記録した。営業利益は前年同期との対比で43.3%も増えた。

ポスコ側は、「海外生産法人の輸出増加で、製品販売と営業利益が増加した」とし、「特に海外生産・販売ネットワークの連携を通じた、戦略的需要成長地域の自動車鋼板の販売が拡大した」と説明した。実際に、米国・中国などの戦略国家の5ヶ所の自動車鋼板工場とコイルセンター47ヶ所の自動車鋼板の販売量は817万トンで、グローバルな戦略地域の販売量は、地域別自動車鋼板の総売上げの71%を記録した。

これにともない、ポスコは高付加価値製品の顧客ソリューションマーケティング活動を継続して拡大する計画だ。この日、ポスコは今年の連結売上げの目標を65兆5000ウォンと提示した。前期との対比で1兆ウォン、上向き調整されたものだ。
  • 毎日経済_ホン・ヂョンソン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-10-23 17:18:53




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