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農心(ノンシム)ラーメンがシェア回復、辛ラーメンのリニューアル効果現る

農心「天気が寒くなり、スープラーメンの消費が増えるだろう」 

  • 農心(ノンシム)ラーメンがシェア回復、辛ラーメンのリニューアル効果現る
  • < ラーメン市場占有率 *材料= ACニールセン >

年初から競合製品に押されて市場占有率が墜落した農心(ノンシム)ラーメンが、少しずつ蘇っている。去る8月、「辛ラーメン」のリニューアル以降に消費が増加し、2カ月連続で市場シェアも増加した。特に「辛ラーメン」と「ノグリ」などのスープラーメンは、気候が寒くなってくると消費も増える傾向があり、年末には年初のシェアを回復すると農心側は期待している雰囲気だ。

ラーメン業界によると28日、7月に59.7%まで落ちた農心ラーメンの市場占有率が2カ月連続で上昇し、先月は62%を超えた。農心ラーメンのシェアが62%を上回ったのは4月以降、5カ月ぶりのことだ。農心の関係者は、「辛ラーメンのリニューアル効果が現れており、安城湯麺(アンソンタンミョン)やノグリなどの主力製品も販売が改善している」と説明した。

今年に入って、農心ラーメンは後発メーカーの積極的な値引きマーケティングに押され、年初から7ヶ月連続でシェアが低下した。年初の65.2%から7月は59.7%に、シェアは5.5%ポイント悪化した。一方、業界2位の「オトゥギ」は昨年から大型マートやスーパーで、ラーメンを20~30%割引した価格で販売してシェアを拡大していった。8月末までの「チンラーメン」の販売量は前年同期との対比で30%増え、シェアも14.7%から17.1%に増えた。業界4位の「パルド」もピビン麺の販売が好調で、年初の6.5%から7月には10.6%までシェアが大幅に増加した。

これに対して農心は、この8月によりコシのある麺と深い味わいのスープで、辛ラーメンのリニューアルを断行した。以来、辛ラーメン(袋入り)のシェアは7月の13%から8月に13.3%、9月には14%に上昇に転じた。

農心の関係者は、「辛ラーメンのリニューアル効果が予想以上に早く現れている」とし、「今後も消費者の意見を取り入れて、品質を継続的に改善していくつもり」だと語った。

農心はラーメン市場の掌握力を高めるために、売上げ1000億ウォンを超える辛ラーメンと安城湯麺、ノグリとチャパゲティなどの「4大メガブランド」のマーケティングに集中するという戦略だ。

このために8月の辛ラーメンのリニューアルを皮切りに、9月には安城湯麺がよく売れる嶺南圏に集中した、地域特化マーケティングを展開した。また10月にはノグリの新規CFをローンチし、12月にはチャパゲティのリニューアルを通じてシェアの上昇を維持していく戦略だ。

農心は、小麦粉価格の引き上げなどラーメン価格の上昇要因にも、2011年以降3年めで価格を引き上げていない。

代表的な庶民食品であるラーメン価格を引き上げると、消費者の反発が強いことが懸念されるからだ。辛ラーメンをリニューアルしつつも価格を維持しており、12月に予定されたチャパゲティのリニューアルも価格はそのまま維持されると伝えられた。

農心の関係者は、「農心ラーメンは気候が寒くなってくると消費がさらに増える傾向がある」とし、「4大メガブランドにマーケティングを集中すると、第4四半期には年初のシェアである63~64%まで上がるだろう」と期待した。
  • 毎日経済_ソ・チャンドン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-10-28 17:02:46




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