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ホームショッピングの不敗神話に急ブレーキ、売上の伸び鈍化なぜ?

視聴者減って、他の流通チャネル大きく 

  • ホームショッピングの不敗神話に急ブレーキ、売上の伸び鈍化なぜ?
  • < 徐々に鈍化しているホームショッピング業者の取扱額成長率 >

景気低迷も暴走機関車のように二桁成長を謳歌してきたホームショッピングまで、成長の気勢がそがれていることが分かった。「ショッピング不敗」神話に歯止めがかかったのではないかという分析が出ている。

30日、ホームショッピング業界によると業界1・2位を争う「GSショップ」と「CJオーショッピング」のテレビショッピング取扱い高(取引額)は、2012年に二桁の成長率を見せたが今年に入ってから5%台前後に急落した。

GSホームショッピングは取扱い額の成長率が2012年の18.8%から昨年は7.1%に急激に下がり、今年に入って第1四半期は0.9%、第2四半期には1.6%を記録した。CJオーショッピングは2012年の10.2%から昨年は7.6%を記録し、今年は第1四半期が6.2%で第2四半期は4.9%と、成長率がじりじりと減少している。

取扱い額の成長率鈍化に伴って、売上げ額の増加の気勢も小さくなってきている。ショッピングメーカーの売上げ額は取扱い額から納品業者に支払う費用を除き、純粋にホームショッピング会社が稼いだ金額だけを言う。

GSホームショッピングの売上げ額は2012年に12.5%の伸びを見せたが、昨年の2.2%から今年の第1四半期には0.7%と成長率が急激に低下して、第2四半期には2.9%逆伸長した。 CJオーショッピングは2012年の売上げ額は1兆773億ウォンで、前年同期より20.4%も増えており、昨年は1兆2607億ウォンで17%の成長率を記録した。しかし今年に入って、第1四半期と第2四半期の売上げ成長率がそれぞれ17.9%と13.5%で、成長が鈍化している。CJオーショッピングとGSホームショッピング両社の、第2四半期の営業利益の増加率は1%前後だ。

デパートや大型マートが苦戦する時も「乗勝長駆」して、「ショッピング不敗」神話を書き続けてきた主要ショッピング企業の成長率がこのように一桁に画然と下がるやいなや、ホームショッピング業界は成長動力を失ったのはないかという分析が出ている。

業界関係者は、「消費低迷に成長率不振が加速化し、伝統的なピークシーズンの第4四半期も、実績改善は容易ではないだろうという展望が高い」とし、「来年、‘第7ホームショッピング’まで出帆すると競争がさらに激しくなり、ホームショッピングの良き時代は終わったと言う者も多い」と語った。

ホームショッピングの成長がますます鈍化する理由は景気低迷の影響もあるが、テレビ視聴世帯が減っていて、モバイルショッピングやソーシャルコマース、海外直接購入などの多様な流通チャネルが普及して、ショッピング顧客が離脱しているためと業界では見ている。

ホームショッピング各社はこのような鈍化を補うために、モバイルショッピングを強化したり高級ブランドを大量に導入するとか海外進出を加速するなど、突破口を見つけるために様々な試みを行っている。

最近では特にテレビ視聴者の視線をとらえるために、有名芸能人を続々と登場させている。
  • 毎日経済_キム・ヂュヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-10-30 16:45:59




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