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サムスングループ、主要系列会社を順に経営診断か…まずはディスプレイから

GALAXY依存を下げ、自生力強化「特命」 

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サムスングループの主要系列会社に対する経営診断が、電子・部品関連会社にまで本格的に広がった。

サムスングループなどによると3日、サムスングループ未来戦略室が年内にサムスンディスプレイの経営診断に着手する。去る7月に始まったサムスン電気の経営診断が終わった直後、サムスンディスプレイの経営診断を実施するわけだ。

サムスンディスプレイの関係者は、「法人設立3年を基点にこれまでの経営成果を点検して、改善点や今後の事業の方向を模索するコンサルティングの次元」だと説明した。サムスンディスプレイは3年前にサムスン電子から分社した。

しかし、サムスン電子のスマートフォン事業が業績不振のなかで、サムスン電気・サムスンディスプレイ・サムスンSDIの実績が同時に困難に陥るやいなや、打開策の模索に乗り出したという見方が支配的だ。この間、サムスン電子のスマートフォン事業が成長街道を走り、部品系列会社はいわゆる「GALAXYへの依存度」を高めてきたせいで、自分で成長できる動力を失ったという判断だ。サムスン電子無線事業部が1兆7000億ウォン台の営業利益で不振だったこの第3四半期、サムスンディスプレイも売上げ6兆2500億ウォンと営業利益600億ウォンの不振な実績を出した。営業利益率は1%に満たず、銀行利子にも満たなかった。昨年の第3四半期と比較して売上げは22%減、営業利益は93%減少した。

サムスンSDIもまた第3四半期の営業利益が262億ウォンで、同伴不振に陥った。サムスンSDIはスマートフォンのバッテリーをサムスン電子に納品する。主な収入源であるスマートフォンバッテリーの実績が悪化すると、電気自動車のバッテリーや大容量のエネルギー貯蔵装置(ESS)などの大型電池の開発への投資余力が減少する。スマートフォンのカメラモジュールを納品するサムスン電機は、第3四半期に691億ウォンの営業赤字を記録した。サムスングループ関係者は、「GALAXYスマートフォンがよく売れるとき、部品系列会社はサムスン電子の売上げに寄りかかって‘温室の中の花’のように過ごしてきた側面がないわけではない」と指摘した。

このため、サムスンディスプレイの経営診断はサムスン電子への依存度を下げ、製品の競争力を高め、独自の取引先を拡大する方向で行われる可能性が高い。サムスン電機は経営診断の結果に基づいて中国タスクフォースを置き、中国スマートフォンメーカーに納品を増やす方法を模索している。

サムスン電気とサムスンディスプレイに続き、サムスンSDIの経営診断の可能性も提起された。電気自動車のバッテリー能力を拡充すると同時に、スマートフォンなどに搭載される中・小型バッテリーの成長動力を補完する次元からだ。今回の経営診断は年末の定期人事にも影響を与えるだろう。

「成果あるところに補償あり」という人事原則を固守しているサムスングループとしては、不振と関連する経営幹部に対してペナルティ性格の人事を断行できる。

サムスングループは今年初め、サムスンメディスンの経営診断をはじめとし、サムスン重工業とサムスン電機の経営診断を実施した。昨年はサムスンエンジニアリング、2012年には三星生命の経営診断を実施している。
  • 毎日経済_イ・ヂンミョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-11-03 17:40:35




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