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サムスンとコーニング社、生活家電製品とスマートフォンの新素材事業で「意気投合」

米コーニング社、韓国に9000億投資…訪韓したウェンデル・ウィークス会長、朴大統領と会見 

  • サムスンとコーニング社、生活家電製品とスマートフォンの新素材事業で「意気投合」
米国法人コーニング社が韓国に9000億ウォンを投資する。コーニング社のウェンデル・ウィークス会長は4日、青瓦台で朴槿惠大統領と会見してこのように約束した。コーニング側は引き続いて申宗均(シン・ヂョンギュン)サムスン電子代表取締役社長などに会い、生活家電製品とスマートフォンの素材開発のための研究・開発分野で協力することにした。サムスン電子はコーニングの素材競争力を借りて、生活家電やスマートフォン新素材、ディスプレイ新素材などを開発し、これを実際の製品に活用するアイデアを模索する方針だ。コーニングはメタルやセラミックなど、さまざまな素材を開発して実生活に適用する計画を持っている。

朴大統領は会見でウィークス会長に、「1973年以来、40余年間韓国投資を継続して、韓国のLCD産業の発展に寄与した外国人投資の成功モデルという点で謝意を表する」とし、「韓国は創造経済実現のために努力しており、外国人企業が投資しやすい環境を造成していることから、さらに投資を拡大してほしい」と要請した。

この日、朴大統領とウィークス会長は朴正煕大統領時代に最初の韓国投資が行われたことを想い起し、和気あいあいとした会話を交わした。ウィークス会長はコーニング社の韓国投資に対して、「(現)大統領の父親が大統領におられた時の1966年にうち出した電子計画に基づいて、このような関係がスタートした」と肯定的に回答した。

10年のあいだコーニング社最高経営責任者(CEO)を務めているウェンデル・ウィークス会長は、バラク・オバマ米国大統領とハーバード大学の同窓生で、オバマ大統領の議会国政演説に招待されるなど、米国政界に緊密なネットワークがある。

朴大統領とウィークス会長の会見にはコーニング社のラリー・マクレー副社長とサムスンコーニング精密素材のパク・ウォンギュ社長、安鍾範(アン・ヂョンボム)青瓦台経済首席秘書官などが同席した。

ウェンデル・ウィークス会長は、サムスン電子と業務協議などの日程を終えて5日に出国する予定だ。コーニング社はLCDや光ファイバケーブルなどの特殊素材分野の企業として1851年に設立され、全世界15カ国に3万人が勤務しており、昨年の売上げは78億ドルを達成した。

サムスンはサムスンディスプレイが保有していたサムスンコーニングの株式42.6%をコーニング社に全量売却してしばらくのあいだ決別したが、再びコーニング社と手を握ったわけだ。

サムスンとコーニング社の友情は、サムスングループ創業者の李秉喆(イ・ビョンチョル)会長時代にさかのぼる。

サムスングループは1973年にサムスンコーニングを設立して以来、ブラウン管ガラスやLCDと有機発光ダイオード(OLED)のガラス基板などで協力した。 2009年には米コーニングとサムスンコーニング精密素材は、太陽電池用ガラス基板の開発と生産のための「コーサムテクノロジ(CORSAM Technology)」という合弁会社を設立した。
  • 毎日経済_イ・ヂンミョン記者/チョン・スンファン記者/チェ・ヂョンウォン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-11-04 17:45:31




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