SKイノベーションの電気自動車用バッテリー、 APECイベント車「Sehnbao」に

SKが中国でアクセル踏む…来年8000個供給 

  • < SKイノベーションの電気自動車バッテリーを搭載した北京自動車の電気自動車「Sehnbao」 >

SKは中国で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)を契機に、電気自動車用バッテリー事業に加速をつける、

SKイノベーションは今月の10~11日に開かれるAPEC首脳会議で、電気自動車用バッテリーを搭載した北京汽車の電気自動車「センバオ(紳宝/Sehnbao EV)」50台がイベント用に投入されると6日、明らかにした。SKイノベーションは、世界主要国の首脳が集まる場にSKの電気自動車用バッテリーが搭載された車両が公式投入されたことは、品質の高さを認められたものだと説明した。今回のイベントをきっかけに、中国市場のマーケティングにさらに力を入れる計画だ。

SKイノベーションのキム・ホンデ新事業(NBD)総括は、「BESKを通じて電気自動車2000台分のバッテリーセルを北京汽車に供給したSKイノベーションは、来年には最低5000~8000台分のバッテリーを追加で供給する予定」だとし、「2017年までに供給規模を2万台に拡大し、BESKを中国内で1位の電気自動車用バッテリーメーカーに成長させるだろう」と明らかにした。またキム・ホンデ総括は、「中国は2020年までに累積で500万台の電気自動車を普及させる、世界最大の電気自動車市場として浮上する見通し」だとし、「SKイノベーションは今回のAPECを契機に、BESKとともに中国の電気自動車市場の攻略に拍車をかける」と語った。

これらの電気自動車は、APECが開催される北京の懷柔と北京首都国際空港などに配置され、イベントのサポート車両として使用される。北京市当局は北京首都国際空港ターミナルなどに電気自動車専用の充電スタンドを設置したし、センバオ電気自動車はAPEC首脳会議に先立ち、5日から始まった上級管理職の会議など様々な事前イベントに既に投入された。

50台の電気自動車にはSKイノベーションが昨年12月、北京電工と北京汽車とともに中国現地に設立した「北京BESKテクノロジー(Beijing BESK Technology)」が生産したバッテリーパックが装着された。SKイノベーションが開発した、リチウムイオン・バッテリーセルを組み立てた製品だ。センバオはBESKに株式投資した北京汽車が、BESK社のバッテリーパックを利用して生産した最初の電気自動車モデルとして、来年から中国で販売に入る。センバオEVは、SKイノベーションのリチウムイオンバッテリー技術が集約された37.5キロワット時級バッテリーパックが搭載され、最高速度160キロで最大200キロメートルを運行できる。また大容量の陽極材を使用しており、これまでのバッテリに比べて30%程度の高いエネルギー密度を備えた。

現在、中国政府は深刻な大気汚染問題を解決するために、電気自動車1台当たりに1500万ウォン相当の補助金を支援し、公務用の公共交通機関の車両25%を電気自動車に交換するなど、積極的な電気自動車の普及に乗り出している。

SKイノベーションは去る4日、3年間を引きずってきたLG化学との電気自動車用バッテリーの特許紛争を終え、海外市場の先取りに専念することにした。SKイノベーションは欧州・北米などの先進市場よりも、中国の電気自動車バッテリー市場の占有に社の能力を優先して注ぎ込む見通しだ。
  • 毎日経済_キム・ウンピョ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-11-06 17:40:54