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KAISTの大学生が作ったデルタ方式の普及型3Dプリンタ…大成功

価格は既存製品の3分の1…発売前に注文100台あまり 

  • KAISTの大学生が作ったデルタ方式の普及型3Dプリンタ…大成功
大学生がわずか4ヶ月で「さくさく」と作った普及型3Dプリンタが、製品が発売される前に約100台の予約注文を受けて話題を集めている。

主人公はKAISTのソ・ソキョン(電算科3年生)、チョ・ソンヒョン(機械科2年生)、チェ・ヂョンフン(機械科2年生)、キム・ウォンフェ(機械科2年生)とオックスフォード大のキム・ドンヂン氏(機械科3年生)など総5人。

夏休みが始まった7月、彼らは安くて使いやすい普及型3Dプリンタの開発プロジェクトに着手した。ソ・ソキョン君は、「学校にある3Dプリンタで試作品を作ってみたが、何度か使用してみてあまりにも不便だった」とし、「一般人が使用できる3Dプリンタを作ってみたかった」と語った。

単価を下げるために、プリンタに使用される主要部品の相当数を独自に開発した。印刷方式にも差別化を加えた。既存の3Dプリンタのほとんどが下から上に出力物を築いて物を完成させる「水平方式」(メンデル型)であるのに対し、彼らが開発した製品は垂直にレイアーをかさねる「デルタ型」だ。ソさんは「メンデル型に比べてデルタ型は部品が少なくて、モーターの寿命が長い」と語った。

結果は大成功。既存の製品と同じ性能で、価格は3分の1に下げた。既存の3Dプリンタの価格は300万ウォン台だが、彼らの低価格3Dプリンターの販売価格は90万ウォン台で策定した。製品特性と価格などが口コミで伝わり、注文が殺到した。国内のある教育機関はなんと100余台を前注文したと伝えられた。

米国とカナダで販売代理店を出したいというのバイヤーの要求も多かった。市場性を確認した彼らは、今月初めに外部の生産企業と共同で「カイディア」という会社を設立し、来月から本格的に製品を生産する。「普及型3Dプリンタ」とともに一般の人たちも、簡単に自分の望むモデルをプロトタイプとして作れるように、スマートフォンのアプリケーションもあわせて開発している。
  • 毎日経済_イ・セボム記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-11-17 17:39:26




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