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数字経済 > マーケット > グローバル市場で苦戦する韓国TV、スマートフォンに続きTVも…
今年の第3四半期のグローバルテレビ市場で、韓国企業のシェアが低下した一方で中国企業が躍進したことが分かった。
市場調査会社のディスプレイサーチによると、売上げ基準で第3四半期のグローバルテレビ市場の占有率1・2位はサムスン電子(25.4%)とLG電子(14.5%)となった。続いて日本のソニーが7.4%を占めており、中国のハイセンスが6.6%でTCLは5.0%の順となった。
サムスン電子は第2四半期(31.7%)より6.3%ポイント、LG電子は第2四半期(16.4%)より1.9%ポイント下落した。ソニーも第2四半期(8.5%)より1.0%ポイントほど落とし、上位3社のシェアはそろって下落した。一方、中国6大テレビメーカーのハイセンスとTCLは、前期よりシェアがそれぞれ1.4%ポイントと0.9%ポイント上昇した。中国の主要メーカーの低価格攻勢に、韓国と日本の家電メーカーのシェアが一斉に落ちたとみられる。しかし、今年の第3四半期までの累積売上げを見るならば、サムスン電子とLG電子はよく守っている。
サムスン電子は、今年に入って第3四半期までの累積シェアは28.9%で1位を走りながら、2012年(27.4%)と2013年(26.8%)よりも上昇したシェアを記録した。LG電子も第3四半期までの累計シェアが15.9%で、2012年(15.0%)と2013年(15.3%)よりも小幅だが高い。
特に高級品市場では韓国企業が強気を見せている。第3四半期の超高画質(UHD)テレビのグローバル市場では、1・2位のサムスン電子(33.4%)とLG電子(14.5%)のシェアを合わせると50%に迫っている。特にLG電子は第2四半期との比較で2.7%ポイント上昇し、市場占有率15%台を超えている。
北米の超高画質テレビ市場では、サムスン・LG・ソニーが依然として高いシェアを保った。サムスン電子は第3四半期における北米の超高画質テレビ市場で、占有率50.3%で1位を占めた。2位はソニー(19.8%)で3位はLG電子(17.5%)だ。中国企業は北米市場では5位圏に上がることはできなかった。