トップ >
数字経済 > 統計 > 肥満による費用は年に2兆ドル…喫煙・戦争と釣り合う
全世界的に肥満のために発生する費用は、毎年2兆ドルに達することが分かった。20日、コンサルティング会社のマッキンゼーは、肥満報告書を通じて肥満問題による費用が喫煙(2兆1000億ドル)や戦争(2兆ドル)の費用に匹敵すると明らかにした。
報告書は、「全世界人口死亡原因のうち5%が予防可能な肥満のため」とし、「肥満による早期死亡、障害による労働力損失と医療費用が費用で最も大きな部分を占めている」と説明した。
報告書は、肥満が経済力の差と関係なく、先進国はもちろん、貧国でも問題になっていると指摘した。現在、全世界の人口のうち30%である21億人が肥満・過体重人口に分類されている。現在の傾向が続けば、2030年には肥満・過体重人口が全体人口のうち半分に近づくという診断だ。
報告書は、肥満問題を解決するために、市民が自転車により多く乗ることができる方向で都市を再設計し、政府の補助金支給拡大を通じて、学校で学生達により健康な食事を提供することができるようにしなければならないと注文した。