トップ > 数字経済 > 企業 > ビハンズ、原画をプリントした絵でインテリア事業

ビハンズ、原画をプリントした絵でインテリア事業

www.bhandscard.com 

  • ビハンズ、原画をプリントした絵でインテリア事業
  • < パク・ソヨン代表がクリスマスカードと原画をプリントした絵を披露している >

芸術作品から事業アイテムを見つける人がいる。ビハンズ(bhands)のパク・ソヨン代表だ。ビハンズの前身は、1970年に設立されたバルンソン(barunson)カードだ。年賀状とクリスマスカードで有名なバルンソンカードは文具類、結婚式の招待状を生産して製品を多角化し、一時、従業員が300人まで増えるほど社勢が大きくなった。

しかし、1997年の通貨危機を経験し、主力事業部だったバルンソン文具を売却するしかなかった。トレンドが早く変わる文具産業の特性上、多品種少量生産システムを維持するための費用負担が大きく、競争が激しくなり、収益性が落ち始めたからだ。昨年には、結婚式の招待状を生産するビハンズカードを別の法人に分離し、選択と集中のための組織改編をしたりもした。

ビハンズが2年前から野心的に推進している分野がまさに絵を通じたインテリア事業だ。ビハンズが狙う分野は、誰でも気軽に装飾小物として使用してプレゼントすることもできる大衆化した美術市場だ。

ゴッホとクリムトなど有名画家の絵からポップアート、イラスト、民画に至るまで種類は多彩だ。保有している絵だけで1万4000点余りに達し、保管できる額縁も40種類余りだ。パク代表は「ビハンズが運営しているサイト「クリムドットコム」(www.gurim.com)は、額縁と絵をマッチングしてシミュレーションし見ることができ、絵をかけておく空間を写真で撮って送ると、専門家が空間に合わせて絵を推薦してくれたりもする」とし、「絵を描いた作家にもロイヤルティを支給して相生モデルを作り、これをもとに韓国の絵画市場も活性化することを期待する」と述べた。

パク代表は「ビハンズの競争力は、絵を単純に印刷だけではなく質感を生かして原画に近いプリントをすること」とし、「自社開発の特許を受けた印刷技術を利用して、キャンバス画のごつごつした質感や華やかな色感を原画に近い精巧に表現する」と説明した。

パク代表は、今後忘れられていく民画を積極的に発掘する計画だ。彼女は「韓国の民画は、博物館にもちゃんとした資料がないほどデータが非常に不足している」とし、「古書籍をあさって模写を通じて絵画700点を確保しており、市販の結果、再購買率が30%に達するほど反応が非常に良かった」と述べた。
  • 毎日経済_キム・ジョンボム記者/写真=イ・スンファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-12-07 17:34:03




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア