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サムスン電子、ソフトウェア・R&D専門人材をスマートホームに前進配置

来年はIoTで勝負をかける 

  • サムスン電子、ソフトウェア・R&D専門人材をスマートホームに前進配置
  • < 世界のスマートホーム産業市場規模 *資料=SA >

退勤して家に近づくと自然に暖房が稼働して、ほのかな照明と音楽が主人を迎える準備をする。昼に動作していたロボット掃除機は、充電のために所定の位置に戻る。サムスン電子はこのような状況が、来年には各家庭で実現されるものと見ている。

サムスン電子が来年の勝負どころとして「IoT(モノのインターネット)」を選択した。

家電製品が自動的に動作するスマートホームもIoTの一種だ。8日、サムスン電子によるとCE(コンシューマー・エレクトロニクス)、IM(ITとモバイル)、SW(ソフトウェア)、R&D(研究開発)、B2B(企業間取引)などの各分野に散らばっている人力をIoT分野に集中させるために、組織改編と人材の再配置作業を進めているところだ。サムスン電子はスマートホームに焦点を当てた組織改編と役員補職人事を、10日に発表する計画だ。

去る1日の社長団人事と4日の役員昇進に続く後続人事で、スマートフォンOS(オペレーティングシステム)とアプリケーション開発のために、IM部門に集中していたソフトウェア開発人材を、大挙CE部門に移動させる予定だ。

これとともに、国内外のソフトウェア専門人材の調達を拡大する方針だ。去る8月、IoT関連企業の米スマートシングス(SmartThings)社の買収に続き、追加のIoT関連企業の買収・合併(M&A)も検討している。

尹富根(ユン・ブグン)サムスン電子CE部門代表取締役社長は来月5日、米ラスベガスで開催される世界最大の家電見本市「CES 2015」の開幕式で、スマートホームの未来とサムスンの役割に対する基調講演を予定されている。

サムスン電子は世界1位のスマートフォンの製造企業であり、テレビ・冷蔵庫・洗濯機・掃除機などの主要家電製品メーカーとして、今後の市場が急膨張するスマートホーム分野での競争力を身につけたと見ている。

サムスン電子の関係者は、「組織再編がどのように行われるかは、まだ誰も知らない」とし、「しかし、サムスン電子の新年戦略がIoTを強化する方向へ向かうことは明らかだ」と語った。
  • 毎日経済_イ・ヂンミョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-12-08 17:40:15




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