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斗山インフラコア、米PSIと合弁会社…2018年に年1千台の販売目標

海外ガスエンジン市場へ進出 

  • 斗山インフラコア、米PSIと合弁会社…2018年に年1千台の販売目標
  • < 斗山インフラコア 最近の実績 *資料=斗山インフラコア >

斗山インフラコアは米国のガスエンジン専門企業と合弁会社を設立し、シェールガスブームを背にうけて、グローバル市場を積極的に攻略する。景気低迷が続く中、見込みのない事業部は縮小しつつ不況後の活況に備えて、将来の「食い扶持」を作っておくための斗山グループの布石だ。

斗山インフラコアは10日、ガスエンジンの専門企業である米「パワー・ソリューションズ・インターナショナル(PSI/(Power Solutions International)」と合弁法人を設立したと明らかにした。2018年には欧州と中国や南米などの世界市場で、年間1000台以上のガスエンジンを販売する計画だ。世界市場の10%を占めるという目標だ。

斗山インフラコアは9日(現地時間)、米オーランドのオレンジ・カウンティ・コンベンションセンターで、ユ・ヂュンホ斗山インフラコアエンジンBG長とゲイリー・ワインマイスターPSI会長らが出席した中で、合弁会社「斗山PSI有限会社」の設立契約を締結した。投資比率は50対50だ。

斗山PSIは米ジョージア州に事業所を置き、車両用を除くすべての産業用ガスエンジンを開発・生産・販売する予定だ。PSIは2001年に設立された米国の産業用ガスエンジンメーカーで、代替燃料エンジンと環境にやさしいエコ・エンジンの分野で優れた技術を備えている。

斗山インフラコアが米国現地企業と血を混ぜて系列会社を置くことにした理由は、米国発のシェールガスブームに乗って、ガスエンジンの需要が継続して成長すると見たためだ。特に発電機とコンプレッサーなど組み込まれる、産業用ガスエンジン市場は急成長が予想される。

ユ・ヂュンホ エンジンBG長は、「両社の相乗効果を通じて、短期間に事業能力を育てられるようになった」と語った。

斗山インフラコアのエンジン事業部門は、過酷な不況を乗り越えて徐々に復活している。昨年の第4四半期に17億ウォンの営業利益黒字を出した後、4四半期連続の営業利益黒字を記録している。

エンジン事業部門の業績改善は、斗山インフラコアが2012年に発売したG2エンジンがリードしている。G2エンジンは、世界で最も厳しい排気規制基準である「Tier4 Final」を満足させる高効率のエコ・ディーゼルエンジンとして、国内外で優れた性能を認められている。昨年8月からは、日本産エンジンを使用していたボブキャット小型建設機械にも搭載している。

斗山インフラコアはエンジン事業の売上げ拡大のために、新市場の開拓に最善を尽くしている。これまで北米市場では、エンジン部品の供給を通じてある程度の成果を収めていたが、米国以外の地域に進出するために合弁会社の斗山PSIを構えることにした。

短期間内に品質の高い製品を生産し、柔軟な生産システムを維持しながらも、営業能力も備えるためには合弁会社の設立ほど適切な戦略はないという判断からだ。

事業持株会社の(株)斗山も、源泉技術を持つ外国企業を買収し、中・大型の燃料電池市場に本格的に進出したことがある。

斗山インフラコアの関係者は、「エンジン事業は建設機械や工作機械事業に比べて役割の比重は小さいが、これから社の確実な収益源になるだろう」とし、「今回の米国との合弁会社設立で、翼をつけることになった」と展望した。
  • 毎日経済_チョン・ボムヂュ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-12-10 17:23:52




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