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△チョン・ウィソン現代自動車副会長が12日（現地時間）、2015デトロイトモーターショーの現場でソナタPHEVを背景に、中長期エコカー戦略を発表している。 [写真提供＝現代自動車]
鄭義宣（チョン・ウィソン）現代自動車副会長は13日（現地時間）、米国デトロイトモーターショーを見て回った。目立たない姿だったが歩みはよどみなく、一言一言に重みが置かれた。チョン副会長はスケジュールを分単位に分けてモーターショーを見学し、現代自動車を紹介した後に会場を去った。
この日、デトロイトモーターショーを訪れたチョン副会長は、韓国記者たちと会って「北米市場で円安を前面に出した日本メーカーが、積極的なマーケティングでシェアを高めている」とし、「これに対応するために、現代自動車もインセンティブの提供や現地の割賦金融会社を活用したシェアの拡大戦略を推進する」と語った。
現代自動車が推進中の「適正価格を受け取る政策」は維持するものの、弾力的な価格政策を繰り広げ、日本車との価格差がさらに広がらないように対応するという意味だ。円安が本格化した以後、現代自動車のソナタはトヨタのカムリより高い価格で販売されている。
また、チョン副会長は「円安のために現代自動車が困難なことは事実であり、したがって競争力のある車が必要だ」とし、「米国市場に出す新車は来年に集中しているので、今年は年末に発売される新型アバンテとソナタのハイブリッド、プラグインハイブリッドの新車販売に焦点を合わせる」と付け加えた。実際にこの日の午前中、デトロイトモーターショーを見て回ったチョン副会長は、トヨタブースではカムリに直接乗り込んだ。助手席に現代自動車米国法人の関係者、後部座席には役員が同乗した状況で、チョン副会長は運転席をさわってみたり収納スペースのあちこちを確認するなど、3~4分のあいだ車の中で意見を交わした。また、レクサスの高性能クーペRC Fを詳しく見たり、ホンダのブースを尋ねるなど、日本企業の動向に大きな関心を見せた。
午後には現代自動車のプレスカンファレンスを陣頭指揮した。チョン副会長は2011年以来で4年ぶりに、デトロイトモーターショーの舞台に上がって5分余りのあいだ、現代自動車の環境戦略とソナタPHEV（プラグインハイブリッド）を流暢な英語で紹介した。
チョン副会長は、「現代自動車はエコカー全部門での競争力をさらに強化し、グローバルなエコカー市場をリードする企業として位置づけられるだろう」とし、「現代自動車は最も多く車を売る会社ではなく、顧客に最も愛される企業になるだろう」と強調した。チョン副会長の演説が終わった後、すぐにソナタPHEVと米国市場を狙ったクロスオーバートラックのコンセプトカー「サンタ・クルーズ（Santa Cruz）」が公開された。特にこれまで全くメディアに公開されていなかったサンタ・クルーズは、現場の関心を瞬時に集めた。サンタ・クルーズは小型SUVのサイズで、ピックアップトラックのようにちょっとした荷台が別に設けられ、大きな荷物を載せるときは荷台サイズを簡単に拡張できるように作られた。
現代自動車は「ピックアップトラック市場の天国である米国でも、ピックアップトラックの需要が減る趨勢」にあるとし、「アウトドア活動などが多い、若い都市居住者‘ミレニアル世代’は大きくて重いこれまでのピックアップトラックを好まない点に着目し、これらをターゲットに開発した」と語った。
一方、チョン副会長は自分が保有していた現代グロービス株の売却を推進した理由に対しては、公正取引法改正の趣旨に応じるためだと説明した。チョン副会長は「（一部で見るように）経営権継承のためのものではない」とし、「今は詳細な説明はできないが、支配構造の線で理解してほしい」と語った。
チョン副会長は、最近の韓国市場のシェアが70％以下に下落した事実に対して、「輸入車が増えたのも事実であり、いつもよりも緊張してさらに神経を使っている」とし、「内部的に緊急だと思う」と語った。顔がやつれて見え、その理由を尋ねると「（米国に来てから）行ったり来たりが多かった」とし、「米国に来た後、自動車業界の関係者も複数の人物に会った」と語った。
デトロイトモーターショーの開幕直前に訪問したCESで何を感じたのかと尋ねると、「中国の家電メーカーがとてもうまくやっていて、中小の電子メーカーの技術力に優れたケースも見た」とし、「自動車とITの融合が継続すると、CESに自動車のセクションがさらに増えるものとみている」と語った。
現代自動車、デトロイトモーターショーで「サンタ・クルーズ」公開
チョン・ウィソン「円安攻勢の日本車にインセンティブで対抗」
鄭義宣（チョン・ウィソン）現代自動車副会長は13日（現地時間）、米国デトロイトモーターショーを見て回った。目立たない姿だったが歩みはよどみなく、一言一言に重みが置かれた。チョン副会長はスケジュールを分単位に分けてモーターショーを見学し、現代自動車を紹介した後に会場を去った。
この日、デトロイトモーターショーを訪れたチョン副会長は、韓国記者たちと会って「北米市場で円安を前面に出した日本メーカーが、積極的なマーケティングでシェアを高めている」とし、「これに対応するために、現代自動車もインセンティブの提供や現地の割賦金融会社を活用したシェアの拡大戦略を推進する」と語った。
現代自動車が推進中の「適正価格を受け取る政策」は維持するものの、弾力的な価格政策を繰り広げ、日本車との価格差がさらに広がらないように対応するという意味だ。円安が本格化した以後、現代自動車のソナタはトヨタのカムリより高い価格で販売されている。
また、チョン副会長は「円安のために現代自動車が困難なことは事実であり、したがって競争力のある車が必要だ」とし、「米国市場に出す新車は来年に集中しているので、今年は年末に発売される新型アバンテとソナタのハイブリッド、プラグインハイブリッドの新車販売に焦点を合わせる」と付け加えた。実際にこの日の午前中、デトロイトモーターショーを見て回ったチョン副会長は、トヨタブースではカムリに直接乗り込んだ。助手席に現代自動車米国法人の関係者、後部座席には役員が同乗した状況で、チョン副会長は運転席をさわってみたり収納スペースのあちこちを確認するなど、3~4分のあいだ車の中で意見を交わした。また、レクサスの高性能クーペRC Fを詳しく見たり、ホンダのブースを尋ねるなど、日本企業の動向に大きな関心を見せた。
午後には現代自動車のプレスカンファレンスを陣頭指揮した。チョン副会長は2011年以来で4年ぶりに、デトロイトモーターショーの舞台に上がって5分余りのあいだ、現代自動車の環境戦略とソナタPHEV（プラグインハイブリッド）を流暢な英語で紹介した。
チョン副会長は、「現代自動車はエコカー全部門での競争力をさらに強化し、グローバルなエコカー市場をリードする企業として位置づけられるだろう」とし、「現代自動車は最も多く車を売る会社ではなく、顧客に最も愛される企業になるだろう」と強調した。チョン副会長の演説が終わった後、すぐにソナタPHEVと米国市場を狙ったクロスオーバートラックのコンセプトカー「サンタ・クルーズ（Santa Cruz）」が公開された。特にこれまで全くメディアに公開されていなかったサンタ・クルーズは、現場の関心を瞬時に集めた。サンタ・クルーズは小型SUVのサイズで、ピックアップトラックのようにちょっとした荷台が別に設けられ、大きな荷物を載せるときは荷台サイズを簡単に拡張できるように作られた。
現代自動車は「ピックアップトラック市場の天国である米国でも、ピックアップトラックの需要が減る趨勢」にあるとし、「アウトドア活動などが多い、若い都市居住者‘ミレニアル世代’は大きくて重いこれまでのピックアップトラックを好まない点に着目し、これらをターゲットに開発した」と語った。
一方、チョン副会長は自分が保有していた現代グロービス株の売却を推進した理由に対しては、公正取引法改正の趣旨に応じるためだと説明した。チョン副会長は「（一部で見るように）経営権継承のためのものではない」とし、「今は詳細な説明はできないが、支配構造の線で理解してほしい」と語った。
チョン副会長は、最近の韓国市場のシェアが70％以下に下落した事実に対して、「輸入車が増えたのも事実であり、いつもよりも緊張してさらに神経を使っている」とし、「内部的に緊急だと思う」と語った。顔がやつれて見え、その理由を尋ねると「（米国に来てから）行ったり来たりが多かった」とし、「米国に来た後、自動車業界の関係者も複数の人物に会った」と語った。
デトロイトモーターショーの開幕直前に訪問したCESで何を感じたのかと尋ねると、「中国の家電メーカーがとてもうまくやっていて、中小の電子メーカーの技術力に優れたケースも見た」とし、「自動車とITの融合が継続すると、CESに自動車のセクションがさらに増えるものとみている」と語った。
- 毎日経済_デトロイト＝キム・ドンウン記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2015-01-14 04:01:02
