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浦項製鉄所長にキム・ハクトン氏、光陽製鉄所長にアン・ドンイル氏…ポスコ定期人事

ポスコ取締役、全員留任…クォン会長、変化よりも安定 

  • 浦項製鉄所長にキム・ハクトン氏、光陽製鉄所長にアン・ドンイル氏…ポスコ定期人事
①キム・ハクトン浦項製鉄所長
②アン・ドンイル光陽製鉄所長
③スングァンSNNC代表
④ソ・ヨンセポスコ鋼板代表
⑤パク・グィチャン人材創造院長
⑥パク・ミファ情報企画室長

難しい時代を送っているポスコは社内取締役を全員留任させて、変化の代わりに「安定」を選んだ。ただし野戦司令官格の浦項製鉄所長と光陽製鉄所長を同時に交替させて、組織の緊張感を高めた。ポスコと系列会社間の役員交流も30人水準に大きく拡大し、グループ全体のシナジーを通じて収益性を向上させるという、権五俊(クォン・オヂュン)ポスコ会長の心の内がそのまま反映された。

28日、定期役員人事を断行したポスコグループは、浦項製鉄所長にキム・ハクトンSNNC代表を、光陽製鉄所長はアン・ドンイル専務を抜擢した。

キム・ハクトン浦項製鉄所長(副社長)は、系列会社の代表から製鉄所長に任命された最初の事例として記録されることになった。SNNC代表にはペク・スングァン光陽製鉄所長(副社長)が席を移すことになる。浦項製鉄所長を送りだし、これまでの光陽製鉄所長を得たポスコ系列会社のSNNCは、ステンレス素材のフェロニッケルを製造する主力メーカーだ。クォン会長は、通常の炭素鋼よりも4~5倍ほど高価なステンレス鋼生産の分野とニッケル・リチウムなどの新素材事業で、グループの収益性を高めなくてはならないという判断から、SNNCに大きな愛着があると伝えられた。

アン・ドンイル光陽製鉄所長(専務)はポスコ建設のプラント担当役員と、光陽製鉄所の設備担当副所長を務めた、製鉄所設備の分野で最高の専門家として評価されている。

ポスコ鋼板の代表には、ポスコ特殊鋼の徐永世(ソ・ヨンセ)代表(副社長)が任命された。ソ・ヨンセ代表は、ポスコでステンレス部門長を歴任した鉄鋼マーケティング分野の専門家で、ポスコ特殊鋼がセアベスチールに売却されることによって、ポスコ鋼板に異動することになった。今年、オープンするグループの教育独立法人「ポスコ人材創造院」の初代院長はポスコ建設のパク・クィチャン専務が内定した。パク院長はこれまで人材創造院の社屋設立を主導し、教育学博士出身で企業研修に対する関心と情熱が高い評価を受けている。

ポスコグループの中核戦略と構造調整業務を担当する価値経営室の事業管理担当役員には、チョン・ギソプ大宇インターナショナル常務を転換配置した。情報企画室長にはポスコICTのパク・ミファ常務補を電撃抜擢した。パク・ミファ室長は系列会社から本家のポスコに入ってきた初の女性役員として記録される。ポスコ社内取締役5名(クォン会長を含む)は全員留任した。金鎮逸(キム・ジンイル)社長(生産)、チャン・インファン副社長(販売)、ユン・ドンジュン副社長(経営インフラストラクチャ)、イ・ヨンフン副社長(財務)のうち、ユン副社長を除く3人は今年3月に任期が満了して小幅変更の可能性も考えられたが、クォン会長は最終的に安定を選んだ。

鉄鋼業界状況の悪化によって困難な時期には、生産と販売でコストを削減して効率を高めることが重要で、主要なポストを1年もたたない状況で交替することには負担を感じたと思われる。昨年3月、事実上のグループの人事を陣頭指揮したクォン会長は、今回の人事決定の直前まで「まだ人事してから10ヶ月しかたっていない」としつつ、小幅人事にとどまることを示唆した。

しかし、ポスコと系列会社間の役員の交流は大きく増やした。総10人あまりの役員が出資社からポスコに異動し、30人あまりの役員が会社を変わることになった。例年に比べて確実に増えた数で、成果と能力に優れた役員がグループ内のさまざまな業務を経験するようにし、経営力を養い相乗効果を育てるという布石だ。

これまでポスコは3月の株主総会に合わせて役員人事を実施してきたが、業務推進の迅速性を高めるために、今年から役員人事の時期を早めることになった。今後も、前年度の12月までの業績を反映できる1月末には人事を断行し、例年より2ヶ月早めの定期人事を定例化する計画だ。今回の人事は職務移動が必要な役員に限って制限的に行われ、昇進人事は3月の株主総会に合わせて個別に実施する。
  • 毎日経済_チョン・ボムジュ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-01-28 17:41:33