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LG電子、去年ロシアに工場用地を購入…家電第2工場


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LG電子はロシアに第2の生産拠点を建てる土地を買った。ロシアは西側世界と対立するうえに、ルーブルまで暴落して経済危機を経験しているが、潜在力が大きい国であるだけに、将来を見据えて敷地を購入したわけだ。このような決定には、LG電子の未来を描く具本俊(ク・ボンジュン)副会長の意志が作用した。

LG電子によると2日、同社ロシア法人は昨年、ロシアのカルーガ州に工場用地を購入した。この土地はモスクワから西に80キロほど離れたところで、LG電子のロシア第1工場の近隣地域だ。

LG電子は第2工場にテレビ・冷蔵庫・洗濯機などの、家電製品の生産ラインを作る予定だ。

今年に着工予定だったがロシアの経済危機で、現在はプロジェクトが暫定的に中断された状態だ。

昨年3月、クリミア半島合併と西側の制裁で浮き彫りになったロシアの経済危機は、最近ルーブルの価値を暴落させつつ悪化している。さらに原油価格の急落は、ロシア経済に大きな衝撃を与えている。ロシア現地の消息筋によると、LG電子は早ければ今年末か来年に工場建設を開始すると伝えられた。投資規模は1億ドル台と予想される。第2工場が完成すればロシア国内市場により弾力的に対応し、市場の先取り効果を得られるとLG側は見込んでいる。

LG電子はロシア市場で、テレビ・冷蔵庫・エアコン・掃除機・電子レンジなどで業界の先頭圏を走っている。特にLG電子はロシアと東欧で、サムスン電子とテレビ市場などの座をめぐって争っている。ディスプレイサーチによると、サムスン電子とLG電子はロシアを含む東欧地域のフラットパネルテレビ市場では、それぞれ35.9%と32.7%のシェア(2014年第3四半期時点)を記録している。

ソ・ギウォンKOTRAロシア・CIS地域本部副本部長は、「90年代後半まではソニーのような日本企業がロシアの家電製品市場をつかんでいたが、今はサムスンとLGなど韓国企業の市場シェアが60%に達する」とし、「さらに一部のロシアの子供は、LGやサムスンをロシア企業と思っているほどだ」と語った。

LGグループは電子以外にも、ロシアで化学資源事業などを展開している。LG化学は2004年にモスクワ支社を設立し、ポリエチレンなどの石油化学製品の輸出を通じて年間1億ドル以上を稼いでいる。LGハウシスは2008年に販売法人を設立し、フローリング・壁紙・建具などの建築資材の供給に力を集中している。
  • 毎日経済_チョン・スンファン記者/ユン・ジノ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-02-02 17:17:41




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