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ネクソンとNCソフトの経営権紛争、最終的に全面戦


  • ネクソンとNCソフトの経営権紛争、最終的に全面戦
NCソフトの株式15.8%を所有する国内1位のゲームメーカーのネクソン(代表キム・ジョンジュ)は6日、NCソフトに対して理事会への参加を要求するなど、最大株主として経営権参加の行使に本格的に乗り出した。

ネクソンは来る3月末に予想されるNCソフトの株主総会案件を盛り込んだ株主提案と、企業・株主価値の向上のための要求事項をNCソフト理事会に送ったと、この日明らかにした。キム・テクチンNCソフト代表(48)の解任案は含まれていないかわりに、夫人のユン・ソンイ欧州・北米法人社長(40)の年俸公開、取締役の交替、電子投票の導入などを要求した。

NCソフトがこれまで、ユン・ソンイ社長を取り上げていることに対して敏感に反応していただけに、NCソフトの定期株主総会での票合戦が繰り広げられる可能性が大きくなった。

ネクソン側の株主提案には、キム・テクチン代表のほかに登記理事に空席が生じたとき、自分たちが望む理事を選任する案件が盛り込まれた。3月で任期が満了する理事はキム・テクチン代表のほかにはいないため、事実上は現在の理事に対して辞任を間接的に圧迫したわけだ。また、ネクソンは株主名簿を閲覧できるようにして、小口株主らが株主総会に参与できるように電子投票制度の施行も要求した。ネクソンは企業価値の向上を理由に「代表の特殊関係者として非登記役員のうち、5億ウォン以上の年間報酬を受ける者の報酬内容と算定基準を公開するように」とも注文した。事実上、ユン・ソンイ社長の経営権を牽制するという意味だ。このほか、ネクソンはソウル市三成洞の旧社屋売却と自社株(8.9%)の償却なども注文した。

NCソフト側は直ちに反発している。

NCソフトの関係者は、「両社の経営陣の対話チャンネルが稼動中に出てきたネクソン側の株主提案は、市場の信頼との対話の効率性を落とすだろう」とし、「法と原則、そして顧客とのすべての株主の価値を最優先にする経営哲学にしたがって、この意見に対する適正性の可否を判断する予定」だと語った。ネクソンが電撃的に株主提案に乗り出して、双方の動きはいっそう早まることと思われる。ネクソンは主要な提案に対して、10日までに回答するようにNCソフト側に要求した。
  • 毎日経済_ユン・ジェオン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-02-06 17:40:38




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