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大林産業、麗水のポリブテン生産工場を増設…世界1位を固める


  • 大林産業、麗水のポリブテン生産工場を増設…世界1位を固める
△写真=大林産業が来年11月までに740億ウォンを投資してポリブテン増設に乗り出す。9日午前、大林産業麗水産業団地の従業員が高反応性ポリブテン増設現場を点検している。[写真提供=大林産業]

大林(テリム/DAELIM)産業は石油化学不況にもかかわらず、高付加価値製品の生産のために大規模な投資を断行する。生産量で世界1位のポリブテン生産をさらに増やして、この部分での市場競争力を強化するという布石だ。

大林産業は9日、麗水(ヨス)国家産業団地に位置する反応性ポリブテン工場に、2016年11月までに計740億ウォンを投資して、生産設備の増設に乗り出すと明らかにした。この作業が完了すると、大林産業麗水工場のポリブテン生産能力は年産6万5000トンから10万トンに増えることになる。これにより、大林産業は汎用製品(年間8万5000トン)まで含めて、年間18万5000トンに達するポリブテン生産能力を備えることになり、この部門で世界2位の独BASF社(年産14万トン)と生産格差をさらに広げて、当分の間は世界1位の座を強固なものに固めるものと見られる。高反応性ポリブテンは潤滑油添加剤と燃料洗浄剤の製造に使用される、環境にやさしい化学原料であり、ここ数年は年平均4%程度で市場規模が成長している有望製品のひとつだ。ポリブテンはテリム産業が1993年、独自研究を通じて国内初の商業生産に成功した孝行品目だ。

大林産業は2012年、世界で3番目に既存のポリブテン機能を向上させた高反応性ポリブテンを開発し、単一工場で汎用ポリブテンと高反応性ポリブテンをともに生産できる技術も世界に先駆けて開発した。
  • 毎日経済_チェ・スファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-02-09 17:21:46




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