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中国企業が東部ハイテクに接近、技術流出を懸念して韓国半導体業界は緊張


東部グループが構造調整の次元で売りに出した東部ハイテクに、中国企業が目をつけている。中国企業が東部ハイテクを取得する場合は技術流出が懸念され、韓国の半導体業界はぴりぴりと緊張している。

半導体業界と債権団によると10日、中国SMIC(Semiconductor Manufacturing International Corporation)は最近、売却主幹社側に東部ハイテクの引受提案書を提出した。この企業はファウンドリ企業で、昨年の予備入札と現場調査にも参加した。

東部ハイテクの売却主幹社は昨年末、アイエイ・アスクベリタス資産運用コンソーシアムを優先交渉対象者として選定したが、この企業が地位を返納して売却は再び原点に戻った状態だ。売却主幹社の産業銀行(サノブウネン)と野村證券は、再び買収希望企業を探していたところ、中国系企業が有力な候補者として挙げられた。

中国企業が東部ハイテクに接近したことで、国内の半導体業界には非常灯がともった。ややもすると東部ハイテクがこれまで培ってきたシステム半導体技術が、中国企業に丸ごと移るかもしれないという懸念からだ。このような理由から、サムスン電子とSKハイニックスも東部ハイテク買収戦を注視している。東部ハイテクはUHDテレビに搭載されるディスプレイ駆動チップとパワー半導体、消費家電用チップ、イメージセンサー、タッチスクリーンチップなどを製造する、世界のファウンドリ半導体で第9位の企業だ。

半導体業界の関係者は、「中国企業が東部ハイテクを買収すれば、東部ハイテクの特化したアナログ半導体技術や営業ネットワークが流出する可能性がある」とし、「売却の主幹事側は国益の次元からこのような点を考慮してもらいたい」と語った。

東部ハイテクは創業以来初めて、昨年営業利益を出した。東部ハイテクは昨年、売上げ5677億ウォンと営業利益437億ウォンを記録した。
  • 毎日経済_チョン・スンファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-02-11 17:36:00




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