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クムガン製靴、レトロブームで「リーガル」が若い層に人気
クムガン製靴、レトロブームで「リーガル」が若い層に人気
韓国の国民靴が帰ってきた。1954年に登場して、今年で人の年齢なら還暦（61歳）になるクムガン（金剛）製靴の代表紳士靴リーガル1号の『001』製品（写真）が、若年層の間で大きな人気を集めている。リーガル『001』は国産既成靴の第1号であり、今の親世代が社会に第一歩を踏み出すときに履いたことから「国民靴」と言われた。父の世代が履いていた靴を、息子世代が受け継いでいるわけだ。
クムガン製靴によると12日、リーガルの元祖モデル001は昨年に3万6000足が販売された中で、20・30代の顧客が1万1000足を購入した。これは1954年にリーガルが発売されて以来、初めて20・30代の購入比率が30％を超えたものだ。若い顧客が購入し始めて、001は昨年のリーガル全体の販売量を、前年に比べて5％増加させるところに大きく貢献した。2013年にリーガルは合計16万4000足売れており、昨年は17万2000足に増えた。
若い男性がこのように古いリーガル001を求める理由は、社会全般に吹いているレトロブームでクラシックな商品が人気を集めているうえに、SNS（ソーシャルネットワークサービス）を通じたクチコミのおかげだ。実際に、オンラインファッションコミュニティにはリーガル001に対して「デザインがクラシックで、飽きがこない」「ブランド靴に使用されるグッドイヤー・ウェルト製法で作る」「丈夫で、思ったより重くない」「グリップ性が良い」などの「ソンプル（好意的コメント）」が多く付けられた。
来月に初出勤する予備新入社員のイム・スンヒョンさん（28・ソウル龍山区）は先週末、クムガン製靴明洞店に立ち寄ってリーガル「001」を買った。イムさんは「友人たちからリーガル001が良いという話を聞いて店に来てみると、いかにも年式がありクラシックで、何よりも価格が10万ウォン台と負担が少なくて、購入することになった」とし、「最近は職場を得ることが難しく、就職した友達はスーツと靴をきちんと着こなそうとする」と耳打ちした。
リーガル001の価格は19万8000ウォンだ。61年前、初めて出た当時は6万ウォンだったリーガル001は、1975年に統計庁の消費者物価指数の測定項目として指定され、会社が価格を勝手に上げることはできなかった。最近では革などの原材料の価格が大きく上昇し、既成靴の価格は30万ウォンを上回る。しかし、リーガル001は国民靴として庶民とともにあった象徴性を持っており、10万ウォン台を維持しているというのがクムガン製靴側の説明だ。
クムガン製靴で30年のあいだ靴を作っているイ・ジェウォン マイスター（職人）は、リーガル001の長寿の秘訣について、「60年前に最高の手製靴技術であるグッドイヤー・ウェルト製法を使用した国産初の靴がリーガル001」だとし、「靴底にコルクを敷いており、足の裏の形が履く人に合わせて押され、長時間歩いても疲労感がなくて快適」だと説明した。
グッドイヤー・ウェルト製法は靴底をジョイントする方法の一つで、接着剤を使わずに糸で底を縫うことから丈夫で安定感がある。海外ブランド品の靴が使用する製靴技術で、韓国の国内にはクムガン製靴がリーガル001を通じて導入した。1954年当時は手で作業したが、1960年代に入ってグッドイヤー・ウェルト製法の工場ラインを整えて、リーガルの既成靴時代が本格化した。現在、リーガル001を作るためには50種類の原材料と70の工程がかかっている。手作業と機械工程が半分ずつで成り立っており、一日に600~700足を生産する。
イ・ジェウォン マイスターは、「最近、安価な靴をてきとうに選んで履きますが、靴は一日中履いて歩くだけに、デザインと技術力、フィット感を入念に確かめてみなければ」とし、「リーガル001のように60年以上の歴史を持つ国内手製靴の技術力も、海外ブランド品と比べて全く遜色はない」と強調した。
クムガン製靴はリーガル001の人気に力づけられて、若い顧客層の心をつかむために一段階アップグレードした靴を出した。61年前のリーガル001の孫としてリリースされた『リーガル101V』がそれだ。
この製品は靴の形態はそのままで、底だけを硬いヒールの代わりにふかふかのゴム底を付けたことが特徴だ。昨年、この製品は1万600足が売れた。
クムガン製靴のキム・ジュンソク常務は、「韓国代表紳士靴としての正統性を維持してきたリーガル元祖商品を若い世代が求めるのは、国産の靴でも名品が出てくる可能性があることを示す事例」だとし、「今後もリーガルの連続性を育てていくために、マーケティング活動や様々なラインで製品を発売し、消費層を増やしていく」と述べた。
クムガン製靴によると12日、リーガルの元祖モデル001は昨年に3万6000足が販売された中で、20・30代の顧客が1万1000足を購入した。これは1954年にリーガルが発売されて以来、初めて20・30代の購入比率が30％を超えたものだ。若い顧客が購入し始めて、001は昨年のリーガル全体の販売量を、前年に比べて5％増加させるところに大きく貢献した。2013年にリーガルは合計16万4000足売れており、昨年は17万2000足に増えた。
来月に初出勤する予備新入社員のイム・スンヒョンさん（28・ソウル龍山区）は先週末、クムガン製靴明洞店に立ち寄ってリーガル「001」を買った。イムさんは「友人たちからリーガル001が良いという話を聞いて店に来てみると、いかにも年式がありクラシックで、何よりも価格が10万ウォン台と負担が少なくて、購入することになった」とし、「最近は職場を得ることが難しく、就職した友達はスーツと靴をきちんと着こなそうとする」と耳打ちした。
リーガル001の価格は19万8000ウォンだ。61年前、初めて出た当時は6万ウォンだったリーガル001は、1975年に統計庁の消費者物価指数の測定項目として指定され、会社が価格を勝手に上げることはできなかった。最近では革などの原材料の価格が大きく上昇し、既成靴の価格は30万ウォンを上回る。しかし、リーガル001は国民靴として庶民とともにあった象徴性を持っており、10万ウォン台を維持しているというのがクムガン製靴側の説明だ。
クムガン製靴で30年のあいだ靴を作っているイ・ジェウォン マイスター（職人）は、リーガル001の長寿の秘訣について、「60年前に最高の手製靴技術であるグッドイヤー・ウェルト製法を使用した国産初の靴がリーガル001」だとし、「靴底にコルクを敷いており、足の裏の形が履く人に合わせて押され、長時間歩いても疲労感がなくて快適」だと説明した。
グッドイヤー・ウェルト製法は靴底をジョイントする方法の一つで、接着剤を使わずに糸で底を縫うことから丈夫で安定感がある。海外ブランド品の靴が使用する製靴技術で、韓国の国内にはクムガン製靴がリーガル001を通じて導入した。1954年当時は手で作業したが、1960年代に入ってグッドイヤー・ウェルト製法の工場ラインを整えて、リーガルの既成靴時代が本格化した。現在、リーガル001を作るためには50種類の原材料と70の工程がかかっている。手作業と機械工程が半分ずつで成り立っており、一日に600~700足を生産する。
イ・ジェウォン マイスターは、「最近、安価な靴をてきとうに選んで履きますが、靴は一日中履いて歩くだけに、デザインと技術力、フィット感を入念に確かめてみなければ」とし、「リーガル001のように60年以上の歴史を持つ国内手製靴の技術力も、海外ブランド品と比べて全く遜色はない」と強調した。
この製品は靴の形態はそのままで、底だけを硬いヒールの代わりにふかふかのゴム底を付けたことが特徴だ。昨年、この製品は1万600足が売れた。
クムガン製靴のキム・ジュンソク常務は、「韓国代表紳士靴としての正統性を維持してきたリーガル元祖商品を若い世代が求めるのは、国産の靴でも名品が出てくる可能性があることを示す事例」だとし、「今後もリーガルの連続性を育てていくために、マーケティング活動や様々なラインで製品を発売し、消費層を増やしていく」と述べた。
- 毎日経済_キム・ジミ記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2015-02-12 17:20:20
