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本来の美を追う中国人…色調よりも基礎化粧品を重視

韓国の化粧品に満足している中国人 

昨年、国内に訪問した中国人が前年対比53%増加した405万人に達しながら、国内ビューティ業界は先を争って中国人観光客を誘致するため総力を傾けている。

また、2011年当時には整形及び施術を受けるため、国内整形外科に訪問する中国人患者が急増し、2012年整形観光が本格化して、2013年外国人患者比重は全体患者の20~45%以上に到達した。

実際に、ソウル産業通商振興院の北京ソウル貿易館では、最近中国北京現地で20~30代消費者239人を対象に「韓国化粧品が肌によく合うか」というアンケート調査を進行した結果、中国人10人中9人が韓国化粧品に対して満足していることをあらわした。

これに各化粧品業界も、中国人観光客が国内でショッピングをするのに無理がないよう、中国人を直接雇用したり新入社員公採時、中国語可能者を優待しており、中国人のニーズに符合する製品をつくることに注力している。

これに、ソウル大消費者学科のキム・ナンド教授は「本質を重視する中国消費者の特性は製品を構成する最も基本的な単位である成分に執着したり、製品の源泉に関心を傾ける」と話した。

中国人が美を見る視覚は本来の美しさを強調する特性が強いということを示唆する。すなわち、大多数の中国人が人為的な美しさより根本的な美しさを重要だとする傾向が大きいということだ。

そのため、中国人は化粧や整形手術などで外見を手入れすることに熱狂しているが、このような過程が短所を隠す行為ではなく、基本的に生まれつきの美を引き立てようとする行為だとみなす。

業界でも本来の美を重視する中国人は、色調化粧品より基礎化粧にさらに大きな力を入れながら、化粧品を購入する時もその化粧品の構成成分が本質的に良いものなのかを重要に問い詰めると口を揃える。

また、身体に良い成分、伝統要素と自然との均衡を成すコンセプトや漢方成分を強調する化粧品ブランドを選好する傾向だ。実際に、L、S、Hなど韓国化粧品ブランドが中国で成功をおさめた秘訣はアジア人の皮膚自体に適合な製品だという認識を与えたからだ。

このように、中国消費者の間で国内化粧品ブランドが着実に人気追い立てを継続している中で、彼らの消費性向をより綿密に把握、選好する製品群を配置するなどオーダーメイド式戦略を繰り広げながら、中国消費者の実消費が一層活性化されるものと期待される。
  • MKファッション_イム・ソヨン記者
  • 入力 2014-01-27 15:50:57




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