トップ >
数字経済 > 企業 > ロッテグループ、史上最大の投資で変化に備える
ロッテグループは今年、内需低迷などの厳しい経営環境の中に、創立以来最大の7兆5000億ウォンを投資する。投資は辛東彬(シン・ドンビン)会長が最も力を入れている、グループの新成長動力のオムニチャネル(omni-channel/オン・オフラインを融合した流通)構築と、来年末に完成予定の123階建ての蚕室ロッテワールドタワーの建設に集中することにした。
15日、ロッテグループは今年の投資目標を、昨年の5兆7000億ウォンより31.6%増の7兆5000億ウォンと定め、新規人材も昨年より150人増やして1万5800人を採用する計画だと明らかにした。事業部門別の投資額は流通の3兆4000億ウォンをはじめ、重化学・建設1兆5000億ウォン、食品1兆ウォン、観光・サービス1兆1000億ウォン、その他5000億ウォンなどだ。
ロッテがグループ系列会社を網羅するオムニチャネルの構築に集中するのは、主力事業部門の流通分野の類例のない業績不振のせいだ。ロッテショッピングは昨年の第4四半期、総売上げ7兆6864億ウォンと営業利益2318億ウォンで、前年同期との対比でそれぞれ0.1%と42%減少した。
ロッテグループはこれによって、デパート、マート、ドットコムなどの関連子会社19社が共同で、「店舗送迎サービス」と「位置基盤マーケティング」「オンライン配送センター構築」など、オムニチャネル実行9個課題を今年、本格的に施行する方針だ。
また、オン・オフライン統合会員システムを構築するために最近、別法人であるロッテメンバーズ株式会社を設立した。来年にはオムニチャネル研究センターの「ロッテイノベーションラボ」も発足する予定だ。
シン会長は最近、政策本部の主要役員会議で「経営環境が良くなくても、将来のための投資を控えめてはいけない」とし、「トレンドの変化に対する徹底した準備で、成長の勢いを確保しなければならない」と強調した。