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サムスン電子、スマートテレビの音声認識情報の暗号化処理をしていなかった


プライバシーの侵害騒動で苦労したサムスン電子のスマートテレビが、今度は音声認識情報を暗号化していなかったという指摘を受けた。

22日、業界と外信などによると、最近、英国のセキュリティ会社ペンテスト・パートナーズが2012年に発売され、現在も販売されているサムスン電子スマートテレビ(UE46ES8000)でテストを実施した。

その結果、この製品で音声検索をすると、関連情報が暗号化されないまま音声認識サービス会社「ニュアンス・コミュニケーションズ」に送信されていたことが分かった。ニュアンス・コミュニケーションズに送信された情報には音声検索で検索した内容だけでなく、MACアドレスも含まれている。

MACアドレスとはネットワーク機器に割り当てられた固有の識別番号だ。IPアドレスとは異なり接続位置が変わっても変化することがない一種の住民番号のようなものだ。誰かがスマートテレビをハッキングすることに成功するなら、ユーザーがどこでスマートテレビを使用しているのか追跡することができる。

サムスン電子は最新のスマートテレビのデータ暗号化機能を強化しており、既に発売された製品は関連ソフトウェアをすぐにアップデートすることができるよう措置すると明らかにした。

先立ってサムスン電子は、スマートテレビのプライバシーポリシーに「対話に含まれる私的な内容やその他の敏感な情報がデータとして収集され、第3者に送信されることがある」と記載してプライバシー侵害騒動を起こしていた。

これに対してサムスン電子は、その条項をより具体的に修正した。検索コマンドを要求したときにリモコンに付いたマイクに向かって話した内容だけが収集され、その情報は音声情報を文字に変換するニュアンス・コミュニケーションズに伝達されると明示した。
  • 毎経ドットコムデジタルニュース局 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-02-22 08:55:12




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