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数字経済 > 企業 > リーダーが空席のCJ、グローバル物流企業APLの買収で日本企業に負ける
李在賢(イ・ジェヒョン)会長(写真)の空白が3年目になったCJグループが年初、大型のグローバル買収・合併(M&A)競争で苦杯を飲んだ。
23日、CJと関連業界によると、CJ大韓通運はシンガポールの物流会社APLロジスティクス買収戦に飛び込んだが、価格などで押され、最終的に脱落した。シンガポール国営船会社NOL(Neptune Orient Lines)はこの日、子会社であるAPLロジスティクスを日本の物流企業である近鉄エクスプレス(KWE)に売却すると発表した。
買収金額は12億ドル(約1兆3000億ウォン)前後と知られた。昨年末、APLロジスティクスの買収適格候補に選ばれたCJ大韓通運は、当初APLロジスティクスを買収して世界市場でグローバル物流企業と本格的に競争することができるネットワークを備えるという腹案だった。しかしCJは、今回の買収を最終的に失敗し、グローバル物流企業としてさらに一段階アップグレードすることができる絶好の機会を逃した。最も大きな理由としては、CJが3年目となる総帥経営の空白事態を経験しながら、迅速な意思決定を行うことができなかった点が挙げられる。
実際、CJグループのM&Aの失敗は、イ・ジェヒョン会長が拘束された後から相次いで発生している。 2013年、CJ大韓通運は米国の総合物流企業とインドの物流企業の買収を検討したが、実行に移すことができなかった。CJオーショッピングとCJ第一製糖も、M&Aを通じた海外市場への進出計画を最近になったやめた。
23日、CJ大韓通運の株価は前日比9.25%(1万8500ウォン)急落した18万1500ウォンで取引を終えた。KDB大宇証券のリュ・ジェヒョン研究員は「CJ大韓通運の長期的な成長戦略が海外企業の買収という点で、今回の買収失敗は失望している」とし「今後、中国とアメリカ地域市場への進出のための具体的で、実質的な成長計画が必要だ」と述べた。