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数字経済 > 経済 > 中小企業の67%「今年設備投資の計画ない」
不確実な景気の見通しにより、今年も中小企業の設備投資が不振することが分かった。
24日、中小企業中央会は、9~13日に中小製造業者の7大業種350社を対象に「2015年中小企業の設備投資気象図」を調査した結果、今年の上半期の設備投資環境が否定的だという回答が67.4%で、肯定的な展望(32.6%)より2倍以上多かったと明らかにした。下半期も設備投資環境が否定的だという回答が67.1%で上半期と似ていた。
すべての業種で否定的な意見が多かったが、繊維・衣服(90%)業種の割合が最も高く、機械(72.0%)、金属(66.0%)業種が後に続いた。
今年の設備投資環境を否定的に見る理由としては「景気見通しの不確実性」の回答が最も多かった。今後の設備投資に対する質問には、32.0%の中小企業だけが計画があると答えた。