天候が暑くなると…化粧台でなく冷蔵庫を占める化粧品


最近、防腐剤を使わない天然原料を使用した化粧品が増えながら、流通期間も短くなる傾向だ。そのうえ天候まで暑くなると、化粧台にあるべきビューティ製品がひとつふたつずつ「冷蔵庫」を占領し始めた。

去る2001年、国内で化粧品専用冷蔵庫が発売されて以降、たゆまず「化粧品冷蔵庫」と「冷蔵化粧品」が発売されている。当時、化粧品冷蔵庫は業界のセンセーションを引き起こすのに十分だった。常温で化粧品を保管することに慣れ親しんでいた国内消費者に一種の警戒心を伝達し、新しいものに渇望してやまない者たちには好奇心の対象になった。

10年余りが過ぎた今、当時ほど注目を受けているものではないが、これからは化粧品にも温度が重要だということくらいは知るようになったほど、消費者の認識が変わりはした。時間が過ぎても化粧品冷蔵庫の価格帯が多少高価であるため、大衆化するのに難航を経たのも事実。

ともかく、現在は化粧品冷蔵庫まではいかなくとも、春と秋が短くなり相対的に夏が長くなると、ビューティ業界はクーリング効果を極大化できるアイテムが着実に脚光を受けている。顔に噴射するミストやジェルタイプの冷蔵水分クリーム、暑さにさらされた肌を鎮静させてくれるクーリングマスクパックまで種類も多様になった。

もちろん、化粧品冷蔵庫も少しずつ成長中だ。一定の温度を維持させ最適の状態で化粧品を保存しなければならないため、日中の気温が30度を超え徐々に暑くなるまさに今が繁忙期でもある。

去る4日、SBS E!「ソ・イニョンのスタービューティショー」夏特集編では、MCたちが顔の肌温度が高い「熱帯肌女」の悩みを解決する姿が電波に乗った。この日、放送では冷蔵化粧品と化粧品冷蔵庫が紹介され、視線を引いた。

熱帯肌女の肌温度が実に37.2度に上がるやいなや、ビューティコンサルタントのド・ユンボムMCは「通常、顔の肌は36度を超えると紅潮が発生し、真皮が弱くなり肌異常が生じ、40度を超えるとコラーゲンが破壊され、老化が始まる」と、冷蔵化粧品でクーリング処方をしたことがある。

しかし、むやみに暑い天候と暑い肌に冷蔵保管した化粧品を使用しなければならないということは、誤った常識として明らかになった。大部分の化粧品は常温(10~25度)で保管するよう開発され、あえて冷蔵保管する必要がないからだ。

ただし、清涼感を得るために冷蔵保管をしたなら、温度の変化が頻繁で製品が変質する憂慮があるため、続けて冷蔵保管して使用するのがよいという意味だ。

一角では、冷蔵化粧品に対して、よく売れない化粧品冷蔵庫まで必要だという認識を植え付けるためのマーケティング戦略ではないのかという憂慮の声も出ている。ある例で、昨年LG生活健康では、冷蔵化粧品「フロスティング」とともに化粧品専用冷蔵庫「アイスメティックセラー」を発売したことがある。該当化粧品を保管するためには、まるで冷蔵庫も買わなければならないような感じを与えるためだ。

昨年、食品医薬品安全庁は、化粧品に対する情報と消費者被害対処法を盛り込んだ「化粧品を考える」を通じ、気温が過度に高かったり低くなければ、あえて冷蔵保管しなくてもよいという内容を発表したことがある。

もちろん、冷蔵専用化粧品の場合、無防腐剤が多く製品が変質する憂慮があるため、涼しいところで保管するのがよい。しかし、一般の冷蔵庫に保管時に憂慮されていた臭いなどを独立した空間で清浄に保管できるという点以外には、あえて「専用冷蔵庫」が必要な理由はないという意見が多い。

専門家は、むしろ一時的に使用する製品やパックの種類などの場合によっては、冷蔵保管するのが良いけれど、頻繁に使用する化粧水やエッセンスなどは、冷蔵保管しないほうがよいと助言した。
  • MKファッション_キム・ヘソン 記者/写真_shutterstock 提供
  • 入力 2013-06-08 16:31:45