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アップル、米国で側面ディスプレイの特許登録…iPhoneにも「エッジ」が…?


  • アップル、米国で側面ディスプレイの特許登録…iPhoneにも「エッジ」が…?
  • < サムスンとアップルの主導権牽制 >

サムスンとアップルはスマートフォンの革新競争と関連して、今度は側面ディスプレイで対戦する可能性が提起された。

アップルが次期iPhoneの、側面ディスプレイの特許を米国で出願したからだ。側面ディスプレイは、サムスン電子が「エッジ(edge)」モデルを出荷してリードしている分野だ。

IT専門メディアのパテントリー・アップル(Patently Apple)によると12日、米国特許商標庁は10日(現地時間)、アップルの側面ディスプレイの特許登録を許可した。別途にタッチ操作が可能で、カメラのボタンを追加することができ、もともとiPhoneの側面についているボリュームコントロールなどの、物理的なデバイスも代替できる。特にゲーム利用者のための、専用の操作ボタンがつけられるものと見られる。側面ディスプレイは、サムスン電子のエッジのように曲面型だと伝えられた。

側面ディスプレイ技術の革新の砲門を先に開いたのはサムスン電子だ。サムスン電子は昨年10月、「GALAXY Note 4」の片側にディスプレイを追加し、「エッジ」という名前を付けて話題を集めた。デザイン面での改善があったという評価とともに、片手で握るには不便だという批判もあった。このことから、サムスン電子は今月初めのモバイルワールドコングレス2015(MWC2015)の事前イベントで、問題点を克服した「GALAXY S6 edge」を出した。両側面に曲線ディスプレイが採用されたが、手で握っても触れることがない。不要な機能も最小限に抑えて、連絡先やお気に入りなどの必須活用機能だけを入れた。

サムスンと訴訟戦まで繰り広げたアップルは、競合他社の変化を注意深く見るしかない。去る9日に開いた「アップルウォッチ」公開イベントも、多分にGALAXY S6を意識したという話が出てくる。4月10日に定められたアップルウォッチの事前予約日も同じだ。この日はGALAXY S6の発売日でもある。しかし、アップルウォッチに対する初期反応は生ぬるく、アップルとしてもiPhone 6に継ぐスマートフォンに様々な試みを行わなくてはいけない状況になった。

アップルは昨年9月、iPhone 6と6 Plusの画面サイズを従来の4インチから、それぞれ4.7インチと5.5インチへと大きくして公開した。アップル創業者のスティーブ・ジョブズの精神を捨てたという批判もあったが、大画面の採用は、結論的に停滞していた会社の命運を変えた。昨年のp第4四半期、世界市場での売上げ高は大きく増えたからだ。大画面のプレミアムスマートフォンは事実上、サムスン電子の独り舞台だった。

サムスン電子はGALAXY S6を出して、アップルが主導権を行使してきた金属製ケースを初めて採用した。

これに加え、「エッジ」と呼ばれるサイドカーブドディスプレイを両面に拡大した。短所を克服し市場をリードする戦略を同時に提示したわけだ。業界関係者は、「両社が互いの戦略を参考にしながら、影響を受ける局面が続いている」と語った。
  • 毎日経済_ユン・ジェオン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-03-12 17:26:14




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