トップ > 数字経済 > 企業 > LGイノテック、LED照明をはじめとする車両用部品で年平均150％
LGイノテック、LED照明をはじめとする車両用部品で年平均150％
イ・ウンボムLGイノテック社長（写真）は、「不良率ゼロ」に近い完璧な品質を強調する。イ・ウンボム社長の品質に対する経営スタイルを示す事例は、「100－1＝0」だ。一般的に「100－1」は99だが、イ・ウンボム社長には0だ。イ社長は「些細だが小さなミスが繰り返されると、最終的に事業全体が大きく揺れることになる。この程度なら適当に扱ってもいいだろうという油断は絶対禁物」だと、社員に呼びかけている。イ・ウンボム社長は今年に入って17回も全国の事業場を回って、「1ウォン売って不良が出たら1万ウォンの損害が出る。そのような会社はすぐに滅びる」と、社員に「品質管理」の重要性を強調している。このようなイ・ウンボム社長の「品質愛」は、製造技術の革新につながっている。LGイノテック中国煙台法人タスクフォース（TF）は昨年、カメラモジュールの歩留まり99％を達成することに成功した。「カメラモジュールの歩留まり革新」で先月、LGグループの最高革新賞の「一等LG賞」を受賞した。歩留まりは投入対比での正常製品の比率だ。
LGイノテックが2013年から本格的な事業に乗り出した車両用LEDランプも、イ・ウンボム社長の品質哲学がにじみ出る。特にグローバル自動車メーカーが要求する水準があまりにも頑固なため、納品社の立場では厳格な品質管理は必須だ。
坡州LGイノテック事業所内の車両用LED信頼性実験室は、この会社の品質レベルがどれほど高いかを示す代表例だ。入り口でセキュリティチェックを終えた後、防塵服に着替えて実験室に入ると数十億ウォンの試験機が目に飛び込む。機械のガラス窓越しに車両用LED照明の姿が見えるが、LED照明は機械の中で125度の高温環境でも歪むことなしにテストを堪え忍ぶ。高温テストに合格すると、マイナス40度での低温耐久性テストも受けなければならない。温度変化とともに振動や塩水など、さまざまな環境で製品が正常に動作するかを調べる実験も行われる。
LGイノテックによると、ひとつの製品が品質テストに合格するには、いくら見積もっても1000時間がかかり、なかには3000時間が要求される事例もある。自動車は砂漠や極地などの過酷な環境にさらされるので、極限条件でも不良が発生してはならない。完成車企業が部品メーカーをうるさいほどに選ぶ理由でもある。このような品質テストは365日24時間行われ、正月やお盆も信頼性実験室の灯は消えない。このように、坡州事業場で品質を認められたLEDは、光州事業場でモジュール化されてもういちど信頼性テストを経た後、取引先からの量産承認を得ることになる。開発段階だけでなく、材料の入庫・生産・出荷過程でも厳密なテストは基本だ。ハン・ビョンウォンLED品質保証チーム部長は、「自動車部品は人の命とつながる」とし、「だから一件の不良も発生しない程度に、綿密な品質テストを進める」と説明した。
LGイノテックは、車両用LEDランプ事業を始めてから2年しか経たないが、世界の10大車両部品1次サプライヤのうちの5社に納品するほどに実力を認められている。韓国をはじめ、日本・米国・ドイツ・カナダなどの主要市場のほとんどに進入した。最近、米クライスラー社の独立ブランドの「ダッジ・ラムトラック」2015年型北米モデルに方向指示灯用LEDを供給し始めており、北米攻略に拍車をかけている。
LGイノテックはLEDランプをはじめ、20種類あまりに及ぶ車両電装部品をグローバル自動車メーカーに供給しており、昨年のこの部門であげた売上げは5325億ウォンに達する。年平均150％を超える成長勢で、2016年の目標は1兆ウォンだ。LGイノテックが提供する車両用部品はLED照明をはじめ、△ABSモーター、△EPSモータ。△トルクアングルセンサー、△カメラモジュール、△通信モジュール、△電気自動車用バッテリー制御システムなどだ。会社関係者は、「完璧な品質の実現に焦点を当てていた点が、世界の車両部品市場の1次ビッグベンダーから認められた」としながら、「超軽量・超小型・高性能部品を開発している」と明らかにした。
LGイノテック、LED照明をはじめとする車両用部品で年平均150％
< LGイノテックの研究者が坡州LEDの生産ラインでLEDの品質を確認している。 [写真提供＝LGイノテック] >
LGイノテックが2013年から本格的な事業に乗り出した車両用LEDランプも、イ・ウンボム社長の品質哲学がにじみ出る。特にグローバル自動車メーカーが要求する水準があまりにも頑固なため、納品社の立場では厳格な品質管理は必須だ。
坡州LGイノテック事業所内の車両用LED信頼性実験室は、この会社の品質レベルがどれほど高いかを示す代表例だ。入り口でセキュリティチェックを終えた後、防塵服に着替えて実験室に入ると数十億ウォンの試験機が目に飛び込む。機械のガラス窓越しに車両用LED照明の姿が見えるが、LED照明は機械の中で125度の高温環境でも歪むことなしにテストを堪え忍ぶ。高温テストに合格すると、マイナス40度での低温耐久性テストも受けなければならない。温度変化とともに振動や塩水など、さまざまな環境で製品が正常に動作するかを調べる実験も行われる。
LGイノテックは、車両用LEDランプ事業を始めてから2年しか経たないが、世界の10大車両部品1次サプライヤのうちの5社に納品するほどに実力を認められている。韓国をはじめ、日本・米国・ドイツ・カナダなどの主要市場のほとんどに進入した。最近、米クライスラー社の独立ブランドの「ダッジ・ラムトラック」2015年型北米モデルに方向指示灯用LEDを供給し始めており、北米攻略に拍車をかけている。
< LGイノテック車両電装部品の売上高 >
- 毎日経済_坡州＝チョン・スンファン記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2015-03-16 17:35:10
