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消費両極化で高級名品・SPAだけ残り、バリューゾーン崩壊


  • 消費両極化で高級名品・SPAだけ残り、バリューゾーン崩壊
全世界が消費両極化深化に対する憂慮をあらわにしている。消費両極化は中産層が萎縮される階層両極化とかみ合い、中産層消費を誘導できる産業の危機に繋がっている。これによりファッション市場は、質的成長を牽引する中価と中高価帯ブランドを含むバリューゾーン崩壊という最大危機を迎えている。

現在消費市場は開発途上国の通貨危機による不況、米国金融危機による不況に続き、消費両極化による産業不均衡が招来する第3の不況を予告する前兆症状があらわれている。

韓国は年ごとに価格を引き上げ、超高価行進を続ける名品ブランドの横暴とぴったり価格だけの品質を提供するSPAの稚拙さが招来した消費両極化現象が根深く定着している。このため価値と価格の均衡を維持するバリューゾーンブランドが消費層維持に失敗しながら、百貨店で売上高パワーを誇っていた女性キャラクターカジュアルの存在すら有名無実になった。

ここに加え、百貨店はSPAも足りず、インターネットショッピングモールの誘致するとともに、一方では輸入高価ブランド数を増やすなど、二分化された構造を帯びている。

このような現象は米国も大きく変わらない。あるメディアは「米国内の両極化が深刻になり、中間層対象産業が衰退し、高価格・低価格の売場が増えている」は、ニューヨークタイムズの3日(現地時間)報道内容を伝えた。また「シアーズ」JCペニー株価は2009年末以降50%を超えて下落した。反面、ノードストロームのような高級百貨店やドルツリー、ファミリーダラーストアなど割引売場の株価は2倍以上も上がった」とし、米国の消費両極化が流通市場全般を支配していることを示唆した。

あるファッション界関係者は「消費者がSPAさえも高いと考える。さらに安い物を望むがとうてい現実的に不可能だ。ところがいくつかの名品ブランドの人気は変化なく維持されている」とし、消費者の極端的な消費性向に対して説明した。

消費の両極化が率いる第3の不況は、ファッション市場の維持と発展に必要な最小限の資産さえ消失させることができるという点で関連業界の懸念の声が高い。
  • 毎日経済.MKファッション_ハン・スクイン記者/写真=MKファッション | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-02-05 15:08:57




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