トップ > 数字経済 > 経済 > 著作権委員会の「訪ねる著作権サービス」が脚光浴びる

著作権委員会の「訪ねる著作権サービス」が脚光浴びる


  • 著作権委員会の「訪ねる著作権サービス」が脚光浴びる
韓国は一年に130兆ウォン(GDP対比10%水準、2012年基準)を著作権産業から稼いでいる著作権強国であるが、ソフトウェア(SW)不法複製率も未だに40%に達する。2012年、韓国ソフトウェア著作権協会が不法ソフトウェア取り締まりを行った結果、515の中小業者が摘発され、総320億ウォンを支払った。

ソフトウェア不法使用による訴訟圧迫を受けた業者も2011年の590件から2012年2988件と5倍も急増した。

反対に、苦労して開発したソフトウェアを盗用されても適切に対応出来ずに被害を受ける企業も数多いのが実情だ。情報など諸般の条件が脆弱な1人創造企業や、中小企業はさらに死角地帯に置かれている。

韓国著作権委員会が零細企業に対して著作権の悩みを解決するために、施行中の「訪ねる著作権サービス」が業界から脚光を浴びている。企業が著作権に対する認識不足により発生しうる訴訟など、被害を予防する各種著作権問題に効果的に対応できるように準備されたプログラムだ。

このサービスは著作権競争力強化のために、著作権教育を含む相談、法律アドバイス、コンサルティング、登録、SW任置(万一の事態に備えた技術情報堆積)、紛争調整などを助ける。弁護士、教授、実務専門家など著作権専門家120名で人力プール(pool)を構成し、需要者が要求する分野別にチームを構成して「カスタム」サービスを実施する。

もちろんすべてのサービスは無料で提供される。法律アドバイスは弁護士、弁理士など専門家が直接訪問して契約書の検討、著作権侵害対応方法、創作著作物権利保護方法などを教える。

オンライン申請機能を構築して申請関連の手間を最小化し、サービス利用企業に対する著作権情報提供、ワークショップ開催などで事後管理も強化している。

このサービスに対する業者満足度はとても高い。釜山所在の1人創造企業であるデザインボイス(designvoice)のイ・ユミ代表は「著作権登録支援と法律・マーケティング専門家の体系的なメンタリングを通じて技術保証信用基金の承認を受けてキャラクターデザインも進行中」とし、「釜山著作権サービスセンターの著作権登録製品展示会参加支援事業を通じて販売拡大も模索している」と話した。委員会側は「今後、著作権は韓国を知識創造経済に転換させる触媒剤の役割をする」と強調した。

委員会は釜山、安養、全州、忠淸北道など圏域別に著作権サービスセンターも4箇所運営中だ。4つのセンターは著作権登録198件、著作権相談599回482の企業、著作権教育42回377名、著作権メンタリング257回109の業者、SW任置9件などの成果を挙げている。
  • 毎日経済_ペ・ハンチョル記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-03-29 20:10:40




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア