トップ > 数字経済 > 企業 > ヨンリム木材、木材の本場日本に木製パレット輸出

ヨンリム木材、木材の本場日本に木製パレット輸出

厳しい品質管理を通過…海外攻略に速度 

  • ヨンリム木材、木材の本場日本に木製パレット輸出
ヨンリム木材(会長:イ・ギョンホ、写真)は、木材の先進国日本にパレットを輸出することに成功した。ヨンリム木材は日本企業に納品する予定のパレット600枚を先月31日に船積みしたと明らかにした。日本企業は世界中の糖尿病注射針市場にて70%のシェアを占める企業で、ヨンリム木材から輸入したパレットを主に欧州への輸出に使用する予定だ。

パレットとは、貨物を積む荷役台で、フォークリフトを利用して一度に大量の貨物を移動できるようにする輸送機材だ。国内では、プラスチック製のパレットが多く使われるが、環境基準が厳しいヨーロッパでは、ほとんどが木製パレットを使用する。

日本国内に数多くのパレット企業があるにも関わらず、ヨンリム木材の製品を使用することになったのは、ヨンリム木材が昨年取得した欧州パレット連合(EPAL)認証のためだ。近年、環境規制が激しくなり、ヨーロッパ内でEPAL認証を受けていないパレットは徐々に消える傾向にある。外国企業がヨーロッパでの競争力を維持するには、EPAL認証パレットを使用するしかない状況が作られているのだ。

ヨンリム木材は、今回の最初の物量の納品を踏み台にして、今後、月に2000枚前後のパレットを日本に輸出する計画だ。パレット自動生産設備が完備される6月から、追加の輸出も可能と見ている。

イ・スンファンヨンリム木材理事は「日本は、パレットの製造技術や物流システムが韓国より進んでいる」とし「日本への初の輸出を踏み台にして、より積極的に海外営業に乗り出す」と述べた。

EPAL認証を受けたパレットは、厳しい品質管理を経るだけでなく、全世界的にリサイクルが可能となり、通常のパレットよりも長く使用することができる。これまで韓国内でヨーロッパに輸出する際に使用された一般的なパレットは、地元の規格に適合しないため、一度だけ使われて廃棄されたりしてきた。EPAL認証は韓国よりも木材産業の競争力が30年以上進んでいる日本でも、まだ取得した企業がいない。韓国内ではヨンリム木材が唯一保有している。
  • チョン・スンウ記者
  • 入力 2015-03-31 17:06:49




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア