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ギャラクシーS6の予想販売台数は最多で6000万台


  • ギャラクシーS6の予想販売台数は最多で6000万台
サムスン電子が第1四半期のサプライズ実績を発表し、韓国内外の携帯電話業界の視線は「GALAXY(ギャラクシー)S6」(写真)に集まっている。

サムスンの戦略フォン「ギャラクシーS6」の販売好調が続く場合、サムスン電子の今年の第2四半期の営業利益は7兆ウォンから8兆ウォンまで急騰するとみる専門家が多いからだ。これは昨年の同じ期間の営業利益(7兆2000億ウォン)と似ており、第1四半期の暫定実績(5兆9000億ウォン)よりも20%ほど増えた数値だ。ギャラクシーS6がサムスン電子に「V字型」業績回復をもたらすかに対する市場評価は、早ければ今後2~3週間以内に判明すると思われる。サムスンは9日、韓国でメディアデーを開いてギャラクシーS6とギャラクシーS6エッジ(GALAXY S6 Edge)をメディアに公開し、10日には米国をはじめ中南米・欧州などの主要20カ国で、これらの製品の本格的販売を開始するからだ。

すでに証券市場では、サムスン電子の第2四半期の実績をかなり肯定的に見ている。グローバル市場でギャラクシーS6とS6エッジに対する反応が良く、昨年発売したギャラクシーS5よりも好調で、2年前のS4をこえる販売好調を期待している。

ギャラクシーS6はグローバルな販売開始を控え、米国を中心に製品落下テストの結果が出て話題をさらっている。AppleがiPhone 6を出荷する前にレビューサイトなどで、iPhone 6 Plusの剛性テストによってスマートフォンが曲がるという「ベンドゲート(BendGate)」事件が起こり、このような実験が好奇心を刺激してiPhone 6の販売を促進したことがあるが、今回はギャラクシーS6が恩恵をこうむるだろうという展望だ。

特にギャラクシーS6エッジは、前面へ両サイド曲面ガラスを採用したことから耐久性への懸念があったが、いくつかの米レビューサイトのテストを見ると、ギャラクシーS6エッジは予想よりもはるかに強力な耐久性を持つ。

技術関連のYouTubeチャンネルであるエブリシングアップルプロ(EverythingApplePro)は、ギャラクシーS6エッジを腰の高さから下に落とすテストを行った。このテストでは、AppleのiPhone 6はガラスが粉々に壊れたのに対して、ギャラクシーS6エッジはびくともしない姿を見せた。このような実験は消費者の好奇心を刺激して、製品の販売に肯定的な影響を与えるものと見られる。また、ギャラクシーS6がメモリカードを廃して、内蔵メモリのみを搭載する方式をとったこと、バッテリーは1つだけを搭載した代わりに無線充電を導入したことも、営業利益を引き上げるところに肯定的な影響を与えるだろうという分析だ。

このような雰囲気から、第2四半期のギャラクシーS6の販売台数は2200万台に達し、今年は全体的に5000万台から、多ければ6000万台を突破すると予想される。もし5000万台以上の販売量のみを記録しても、サムスン電子の今年の全体的な実績は「アーニング・サプライズ」になる。ギャラクシーS6が大ヒットを飛ばせば、モバイル(IM)部門だけではなく、部品を提供する半導体部門とディスプレイ部門の実績もともに良くなるからだ。

電子業界では、当分の間はギャラクシーS6の競合製品が出てくる可能性が低いことも、サムスン電子の好材料と見ている。AppleのiPhone 6が市場では依然としてかなりの位置を占めているが、すでに頂点は過ぎたし、中国のスマートフォンも最近は不振を見せているからだ。

一部では、サムスン電子がグローバル市場で中・低価格の携帯電話と高価格携帯電話の、同時拡大を狙うだろうという予測も出ている。モバイル業界の関係者は、「サムスン電子はこれまで推進してきた中・低価格フォンの強化戦略と同時に、ギャラクシーS6の発売をきっかけに、高価格フォンのマーケティングにも集中するだろう」と展望した。
  • 毎日経済_キム・デヨン記者/ソン・ジェグォン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-04-07 17:46:50




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