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LGディスプレイ、オフシーズンの第一四半期に業績好調
韓相範（ハン・サンボム）LGディスプレイ（LGD）社長（写真）のリーダーシップが通じた。LGDは伝統的なディスプレイのオフシーズンである第1四半期に、「アーニングサプライズ」を記録する気炎を吐いた。大型LCDなどの拡大する市場に対する正確な予測と対応、そして高収益製品の生産拡大などが業績向上の主な原因として分析される。このまま行けば今年のLGDの営業利益は、年間ベースで史上初めて2兆ウォンを突破し、過去最高の業績を収める見通しだ。
LGDは22日、今年の第1四半期は売上げ7兆223億ウォンと営業利益7439億ウォンを記録したと明らかにした。これは前期との対比で、売上げと営業利益がそれぞれマイナス9.2％と18.9％増減したものだ。前年同期比ではそれぞれ25.7％と688.9％で、大きく増加した数字だ。特に第1四半期の営業利益は、市場予想の5000億ウォン台後半を30％以上も飛び越えて、2010年第1四半期（7894億ウォン）以来で最大値を達成した。
売上げは前期比で減少したが、歴代の第1四半期では最大値だ。売上げが減少した理由は、LGDが戦略的に収益率の低いディスプレイ製品の生産を減らし、代わりに高収益製品の生産を増やしたことが主な原因にあげられた。イ・ガグンKB投資証券首席研究員は、「LGDの第1四半期の営業利益が、昨年の第4四半期より大幅に増えたのは非常に異例」だとし、「テレビとApple iPhone 6に供給するディスプレイの販売好調が業績に対する孝行役を果たした」と語った。
LGDの今回の業績結果は、ハン社長の「製品ミックス戦略」が主な要因というのが大半の意見だ。ハン社長は昨年の第4四半期から、「タブレットPCなど、いくつかオフシーズンに入った製品のパネルの生産比率を減らし、モニターやテレビなどの収益性の高い大型パネルの生産を増やせ」と注文した。これによって、会社の利益率を最大化するという戦略だった。
このような戦略に支えられ、LGDは大型LCDパネルで2009年第4四半期から2015年第1四半期まで、22期連続で世界1位を記録した。市場調査機関のディスプレイサーチによると、LGDは今年の第1四半期に9インチ以上の大型LCD市場で約4152万枚を出荷し、シェア23.9％で不動の1位を守った。
LGDは同じ期間、タブレットPCを除く大型LCDの主要製品ラインであるテレビ、モニター、ノートパソコンなどですべて1位を記録した。LGDの第1四半期の売上高を基準にした製品別の販売比率は、テレビ用パネルが41％、携帯電話用パネルが25％、タブレットPCやノートブックコンピュータ用パネルが17％、モニター用パネルが17％を占めた。またiPhone 6の販売好調も、LGDの第1四半期の業績を引き上げるために一役買った。LGDのLCDが搭載されたiPhoneは、第1四半期のみで5000万台以上が売れたと伝えられた。
ハン社長は今回の業績発表に伴う従業員対象のメッセージで、「ここで安住したり油断せず、LGDだけの1等DNAをさらに強固にして、20年50年と着実に収益を創出する永続企業にしていこう」と強調した。
LGDはこの傾向を続けていき、今年は史上最大の実績を収める見通しだ。
営業利益は2013年（1兆1633億ウォン）と2014年（1兆3573億ウォン）と、2年連続で1兆ウォン台を維持したことに続き、今年は2兆ウォンを確実に突破するというのが業界の観測だ。通常、ディスプレイ業界は1~2四半期の業績が底をつき、3~4四半期に業績が上がる「上低下高」構造だが、LGDは第1四半期から良好な業績を出したからだ。
これに加え、今月から発売されるアップルウォッチ（Apple Watch）の販売も好調と予想され、LGDに好材料だ。LGDはアップルに搭載されているプラスチック有機発光ダイオード（P-OLED）パネルを全量納品すると伝えられた。
LGDの最高財務責任者（CFO）であるキム・サンドン専務は、「今年の第2四半期の出荷量は、前期比で一桁前半あるいは半ば（％）に増やし、販売価格は地域・製品別に需給が異なることから、メーカーごとに価格変動が異なって現れると予想される」とし、「市場の状況に合わせた、柔軟な生産ラインの運営戦略を続けていく」と明らかにした。
LGディスプレイ、オフシーズンの第一四半期に業績好調
LGDは22日、今年の第1四半期は売上げ7兆223億ウォンと営業利益7439億ウォンを記録したと明らかにした。これは前期との対比で、売上げと営業利益がそれぞれマイナス9.2％と18.9％増減したものだ。前年同期比ではそれぞれ25.7％と688.9％で、大きく増加した数字だ。特に第1四半期の営業利益は、市場予想の5000億ウォン台後半を30％以上も飛び越えて、2010年第1四半期（7894億ウォン）以来で最大値を達成した。
売上げは前期比で減少したが、歴代の第1四半期では最大値だ。売上げが減少した理由は、LGDが戦略的に収益率の低いディスプレイ製品の生産を減らし、代わりに高収益製品の生産を増やしたことが主な原因にあげられた。イ・ガグンKB投資証券首席研究員は、「LGDの第1四半期の営業利益が、昨年の第4四半期より大幅に増えたのは非常に異例」だとし、「テレビとApple iPhone 6に供給するディスプレイの販売好調が業績に対する孝行役を果たした」と語った。
LGDの今回の業績結果は、ハン社長の「製品ミックス戦略」が主な要因というのが大半の意見だ。ハン社長は昨年の第4四半期から、「タブレットPCなど、いくつかオフシーズンに入った製品のパネルの生産比率を減らし、モニターやテレビなどの収益性の高い大型パネルの生産を増やせ」と注文した。これによって、会社の利益率を最大化するという戦略だった。
このような戦略に支えられ、LGDは大型LCDパネルで2009年第4四半期から2015年第1四半期まで、22期連続で世界1位を記録した。市場調査機関のディスプレイサーチによると、LGDは今年の第1四半期に9インチ以上の大型LCD市場で約4152万枚を出荷し、シェア23.9％で不動の1位を守った。
< LGディスプレイ実績 >
ハン社長は今回の業績発表に伴う従業員対象のメッセージで、「ここで安住したり油断せず、LGDだけの1等DNAをさらに強固にして、20年50年と着実に収益を創出する永続企業にしていこう」と強調した。
LGDはこの傾向を続けていき、今年は史上最大の実績を収める見通しだ。
営業利益は2013年（1兆1633億ウォン）と2014年（1兆3573億ウォン）と、2年連続で1兆ウォン台を維持したことに続き、今年は2兆ウォンを確実に突破するというのが業界の観測だ。通常、ディスプレイ業界は1~2四半期の業績が底をつき、3~4四半期に業績が上がる「上低下高」構造だが、LGDは第1四半期から良好な業績を出したからだ。
これに加え、今月から発売されるアップルウォッチ（Apple Watch）の販売も好調と予想され、LGDに好材料だ。LGDはアップルに搭載されているプラスチック有機発光ダイオード（P-OLED）パネルを全量納品すると伝えられた。
LGDの最高財務責任者（CFO）であるキム・サンドン専務は、「今年の第2四半期の出荷量は、前期比で一桁前半あるいは半ば（％）に増やし、販売価格は地域・製品別に需給が異なることから、メーカーごとに価格変動が異なって現れると予想される」とし、「市場の状況に合わせた、柔軟な生産ラインの運営戦略を続けていく」と明らかにした。
- 毎日経済_ユン・ウォンソプ記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2015-04-22 17:14:02
