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「世界を全て絞る」中小企業ヒューロムの野心
「世界を全て絞る」中小企業ヒューロムの野心
www.hurom.co.kr
< ヒューロムのソン・ヘボク社長が生産ラインから搾汁機を披露している >
慶尚南・金海市のKTX陣営駅から東方へ20分、大小87つの工場が密集している約152万平方メートルの金海一般産業団地が広げられる。汝矣島(290万平方メートル)の半分が少し超えるこの所の最大メーカーは、最近、健康的なジュースを作る搾汁機(スロージューサー)で成長街道を走っている中堅企業「ヒューロム(Hurom)」だ。華やかなガラスの外観で飾った3階建ての工場には、緑色の大型看板「HUROM」がかかっている。約1万6675平方メートル(5000坪)、大型サッカー場1個分の大きさの面積で、建物は1階の生産工場と2・3階の支援部門で構成されている。
▶ 金海新工場の生産量、3倍拡張…中国・米国市場攻略
20メートルの生産ラインでは、合計9つの工程が絶え間なく行われ、13秒当たり1台ずつヒューロムの搾汁機を作り出している。既存の2工場が、25秒当たり1台であるのに対し、2倍ほど生産性が良くなったのだ。生産ラインは、新しい工場の5つと既存の3つを合わせて、合計8つに増えた。
ヒューロムは去る1月、このような最新の設備を兼ね備えた新工場を稼働しながら、従来に比べて3倍の生産能力を備えることになった。搾汁機の生産量だけで、1日最大1万6900台に達する。ソン・ヘボク社長は「新工場を設立し、生産能力が3倍高くなり、散らばっていた経営支援部門が集まったことにより、効率的な協業が可能になった」とし、「増えた生産量によって、今年、最大の業績が期待される」と語った。
▶ シーズン前に月25万台の生産に挑戦、売上高5000億目標
新工場は、夏のシーズンを控えて予熱に入った状態だ。販売と輸出が集中する夏と秋に備えて、徐々に生産量を増やしているのだ。ソン社長は「年末になるほど、輸出と消費が増える特性に合わせて生産量を増やしている」とし、「8月ごろからは、毎月25万台以上の生産も可能になるだろう」と明らかにした。
ヒューロムは、搾汁機の人気に生産能力まで同伴し、今年の売り上げ目標を5000億ウォンに設定した。去る2008年、搾汁機が初めて開発され、2009年の売上高が300億ウォンであったことを考えると、7年ぶりに17倍近く成長した。特に売上高の70%は中国、米国など海外へ輸出する物量であり、その割合はますます高まっている。今年、中国では月200億ウォン台の売り上げが期待されている。
慶南金海市の一般産業団地に位置するヒューロムの新工場全景
ヒューロムの成功の秘訣は、断然技術力だ。1分当たり1万6000回転する強力なモーターを低速圧搾のために43回転させる技術は、全世界的にヒューロムだけが保有している。すりおろすのではなく搾汁する技術で、水や砂糖のような添加物がなくても、味と栄養が生きているジュースを作ることができるのだ。中国市場では、数十個の模倣商品が半分以下の価格で流通しているが、圧搾性能と耐久性が格段に落ち、かえってヒューロムの技術価値を証明している。
ソン社長は「模倣製品はニンジンさえも搾汁できなかったり、1か月で故障する場合が多いだけに、製品力で大きな差がある」とし「堅牢で、半永久的なモータ技術はヒューロムだけの競争力」と語った。
不良もほとんどない。完成製品について全量を安全・機能検査を通じて不良を選別するからだ。ソン社長は「今年、20%の品質改善と15%のコスト削減など、継続的な技術開発を推進している」とし「効率的な製品として、世界中の人の家庭に健康を供給するように努力する」と強調した。
毎日経済_慶南金海=ジン・ヨウンテ記者 | (C) mk.co.kr
入力 2015-04-27 16:07:30
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