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レシピ再創造する消費者、モディシューマー熱風

コルビンミョン・コーラチムタク・トングランおにぎり 

  • レシピ再創造する消費者、モディシューマー熱風
  • 左側から「トングランヤンニョムチキンおにぎり」、ビビン麺につぶ貝を入れて作った「コルビン麺」

消費者が直接レシピを開発し、打ち出した商品が流通業界に突風を引き起こしている。

「チャパグリ」から始まった、いわゆる「モディシューマー(modisumer)」熱風が、単に麺類だけでなく、おにぎりと飲料、化粧品などに拡散している。

モディシューマーは、修正を意味する「modify」と、消費者「consumer」を合わせた新造語だ。まず、昨年2兆ウォンを越えたラーメン市場の成長には、これらモディシューマーがこの上ない功を立てたという評価だ。ある芸能プログラムで紹介された「チャパグリ」が人気を呼び、「チャパゲティ」と「ノグリ」の昨年の販売率が、30%以上急増した。

このように、互いに異なる製品を混ぜて食べるトレンドは、スープのないラーメン市場を拡大させながら、各社製品の売上にも影響を及ぼした。

最近では、ビビン麺につぶ貝を入れて作る「コルビン麺」が人気を呼びながら、ビビン麺とコルベンイ販売を一度に引っ張り、蒸し鶏にコーラを添加した「コーラチムタク」レシピも、実際に製品化の兆しをみせている。

さらには、二日酔い解消飲料を洋酒や焼酎に混ぜ、カクテル形式で飲む方法も紹介されながら、モディシューマー潮流を率いている。

モディシューマー熱風は、化粧品にも広がっている。肌の欠点を隠してくれるコンシーラーにリップスティックを結合し、チークに使用したり、シマーオイルと水分クリームを混ぜて、油分と水分を同時に提供する化粧品も、オンラインカフェなどを中心に製造法が拡散している。

流通業界は、インターネットとソーシャルネットワークサービス(SNS)の拡大で、自分だけの調理法を他の人と共有しながら、モディシューマー熱風が増えていると診断する。実際に、モディシューマー熱風は、企業マーケティングに影響を与えている。八道と東遠F&Bは、ビビン麺とツナを混合した「チャムビン麺」の共同マーケティングを最近推進し、乗り出した。

また、八道は、ブログとフェイスブックなどを活用し、「ビビン麺レシピ対決イベント」を開催し、変わった料理法を公開しており、農心は「ヌードルフードル」インターネットホームページで、モディシューマーのためのイベントを開き、自社製品の広報に活用中だ。

コンビニのセブン・イレブンもまた最近、消費者を対象に食品アイディアを公募し、そのなか、おにぎりの上にとんかつやハムなどを添加した「トングランおにぎり」を、実際に製品として発売した。モディシューマー製品の商業化には、消費者公募戦が最も大きな役割をしているという分析だ。セブン・イレブン側は、「最近、実施した公募戦で、消費者のアイディアが150件近く溢れた」とし、このうち上位1~3位は、今年上半期のうちに実際に製品化する計画」だと明らかにした。

とくに、農協では、「食サラン・農サラン」ホームページで、国産農産物を利用した各種調理法を公開し、ここへ「自分だけのレシピ」など、モディシューマー関連ページ造成を検討し、乗り出した。農協経済研究所のハン・ジンヒ責任研究員は、「1人当たりの米消費量が減少しながら、国産農産物に対する消費活性化が必要なだけに、モディシューマーマーケティングを活用すれば、大きな効果を期待できるだろう」と話した。
  • 毎経エコノミー_ソ・ヂヌ記者
  • 入力 2014-02-16 17:16:27




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