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ライン、加入者3億5000万人・一日60万人新規加入…売上8倍増える

アジアに続き、ヨーロッパ・南米でも人気…今年は米国ノック。 

  • ライン、加入者3億5000万人・一日60万人新規加入…売上8倍増える
ネイバーモバイルメッセンジャー「ライン(LINE)」がさらに徐々に強力な力を発揮している。全体サービスで締める割合が大きくなりながら、ラインがネイバーの成長を主導する方向に向かっている。

ネイバーは最近、実績発表で、昨年のライン売上が4542億ウォンを記録したと明らかにした。前年(約575億ウォン)より690%も大幅成長した数値だ。ラインが全体売上で占める割合も、2012年3.2%から昨年19.6%に急増した。現在、ライン加入者数は合計3億5000万人。一日平均60万人以上が新しく加入している。

ネイバーは、ラインなどグローバル売上成長の勢いに支えられ、昨年第4四半期の売上が6411億ウォン、営業利益が1543億ウォン、当期純利益が464億ウォンなどの実績を記録したと明らかにした。

ラインは、2011年6月に披露されて以降、全世界60か国のアップストアとグーグルプレイで1位に登りつめ、約230か国で利用されているモバイルメッセンジャーサービスだ。一日のメッセージ数は、92億件に達する。

これほどの加入者基盤を構築したことにより、ラインは堅固なマーケティングプラットフォームとして人気が高い。ラインは、有名人の公式アカウント、企業アカウント、情報提供アカウントなどを運営している。企業キャラクターをステッカーとして提供するスポンサーステッカーは、ラインの主な収入源として定着した。

企業アカウントを友達として登録したり、企業商品を買うとダウンロードできるステッカーだ。コンテンツプラットフォームとしても機能している。写真、電子書籍、天気、運勢など、ラインと連動して楽しめる多様なアプリがある。現在、提供されるアプリは20個程で、累積ダウンロード数は4億件にもなる。最もダウンロード数が多いアプリは、ラインカメラだ。ダウンロード数が7100万件を超えた。

友達と順位競争、点数などを競えるラインゲーム人気も相当だ。現在、提供されるゲームは51個。ゲームダウンロード数は、累積で2億6000万件に達する。最も人気のあるゲームは、ブロックを動かして同じ形を3つ以上集めて消すパズルゲーム「ラインポップ」だ。グローバル累積4000万ダウンロードを超えた。

ラインがこのように急成長した秘訣は何だろうか。関係者は「ネイバートークを果敢に放棄し、市場の方向にあわせて戦略、マーケティング、デザイン、開発など、すべての組織が選択と集中へ一団となった」と説明した。ここへ、ステッカーのようにスマートフォンの即席コミュニケーションのための価値を提供するなど、斬新なサービスがヒットを打った。

ラインは、日本で出発したが、グローバルサービスとして跳躍したことにより、国家別に成長戦略も用意した。日本に加えて東アジア地域の主要市場である台湾では、大型移動通信社であるVIBOテレコムと提携し、ラインキャラクター人形を活用したプロモーションを進行するなど、有名芸能人、現地企業と協力し、大きな成功を収めた。

日本に続いて、アジア圏では2番目に加入者が多いタイでも、1位の通信社であるAISと提携してイベントを繰り広げ、一次的にラインの物品を販売するラインポップストアなどを運営し、タイ人に親密感を与えた。

インドネシアでは、モバイル加入者が無制限でラインを利用できる料金制まで別途につくった。絶滅危機のオランウータンを生かすキャンペーンなども大きな効果をみた。インドでは、TV広告を通じて加入者誘致に総力をかたむけた。

ヨーロッパと南米地域では、FCバルセロナ、レアル・マドリード公式アカウントとステッカーを披露するなど、現地化戦略を適切に駆使した。

ネイバーの最高財務責任者(CEO)ファン・インジュン社長は「日本、台湾、タイなどのアジアをはじめとし、ヨーロッパと南米で着実に加入者が増加している」とし、「今年は、米国でも新規加入者確保を計画中」だと話した。
  • 毎日経済_チェ・ヨンソン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-02-17 15:10:03




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