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数字経済 > マーケット > 家電市場に吹くレトロの風…機能はなくし、便宜性は高めて、価格は引下げて
韓国の家電市場にレトロの風が吹き始めた。
23日、家電業界によると、サムスン電子は去る17日、3Gスマートフォンを新しく発売した。4G LTEが勢力を張る局面で、21か月ぶりに過去に回帰したものだ。複雑な機能をなくして単純化し、画面タッチに慣れない消費者のため、ハードキーを再度適用した。フォントサイズも大きくした。41万ウォン台の価格は、最新スマートフォンの半分の水準だ。
LG電子は最近、クラシックTVとクラシックオーディオを出した。クラシックTVは、1980年代のようにロータリー方式のチャンネルダイヤルを導入した。デザインも木のフレームをつけた。画質は32インチフルHDを示現するが、不必要な機能は果敢になくした。USB接続とスマートフォン連動など、どうしても必要な機能のみ残した。出庫価格は84万ウォンで、一般のフルHD TVよりは安い。
東部大宇電子が、19日に新しく出したエアコンは、冷房・除湿など、エアコン本来の機能のみ残し、付加機能は簡素化した。超節電インバータシステムを採用してエネルギー効率を高め、電力消耗を半分に減らした。価格もまた、同級の既存製品に比べて最大50%低い。サムスン電子とLG電子が、最近発売したTVリモコンは、ボタン数が半分以下に減った。消費者がよく使用しない機能をなくし、むしろ便宜性を高めた結果だ。