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ソーシャルコマースのモデル競争、広告費競争に収益性悪化

クーパン「チョン・ジヒョン」、ウィメプ「イ・ソジン&イ・スンギ」 

  • ソーシャルコマースのモデル競争、広告費競争に収益性悪化
ここ一年間、ソーシャルコマース市場が、超低価戦略を基盤に急成長を成し遂げ、流通業界全般を緊張させた。これにより、各ソーシャルコマース業界は、スターモデルを立てたり、数名のモデルを同時に投入し、熾烈なマーケティング競争を繰り広げている。

実際、業界の状況と規模を考慮したとき、「ソーシャルコマースは価格競争で勝敗が分かれるため、広告費競争が、むしろ収益性を悪化させる恐れがある」など、スターモデル戦略が、むしろ過度な出血の発生、赤字運営に繋がる恐れがあるという指摘が行き来しているのが事実だ。

それにもかかわらず、ニールセンコリアンクリックの、2013年ソーシャルコマース3社(クーパン、ウィメプ、ティモン)訪問者数資料によると、クーパンは、チョン・ジヒョンをモデルに出したTV広告を実施した5月、1千222万人という最高訪問者数を記録、以降、12月まで広告の余波が続き、訪問者数は、小幅減少する水準にとどまった。

クーパンは、チョン・ジヒョンの効果を、これまで、ソーシャルコマースがもっていた低価流通網から、高級流通へのイメージ転換に成功したことを否定しにくい。

ウィメプもまた、イ・ソジン-イ・スンギのツートップモデルに続き、ドラマ「応答せよ1994」の主人公たちをモデルにした広告を展開し、高速疾走してきた。

これにより、2013年1月の訪問者数だけでも、3社のうち、最も低い727万人にとどまっていたウィメプが、イ・ソジン-イ・スンギを前面に出した大々的な広告効果をたっぷりと味わい、9月から訪問客が増加、12月には、1月に比べて70%以上が上昇する急勾配の成長の勢いをみせた。

ウィメプ側は、「自社の突然の動きに、企業規模と比較し、支出に対する世論の憂慮が伴う点は知っている。しかし、企業の立場からも損害をみることはしない」とし、「これまで備蓄してきた範囲内で戦略的に広告を実施しており、『応答せよ1994』の主人公を通じたプロモーション、広告の場合、実際に撮影が進行されたのではなく、ドラマの場面を活用したため、費用に比べて最適の効果を享受したものとみている」と説明した。

結果的に、ことし一年も、ソーシャルコマース市場の華やかなスターマーケティングとプロモーションは続くものとみられる。これにより、ソーシャルコマース市場は、企業規模に耐えうるラインで、柔軟に対処しなければならないのはもちろん、スターモデルマーケティングが、ページの瞬間的なクリック数を高める単発性戦略にとどまらず、実質的な黒字売上に繋がるよう、魅力的な商品ならびに構成戦略の模索が必要な時期だ。
  • MKファッション_イム・ソヨン記者/写真=クーパン、ティモン、ウィメフ ホームページ
  • 入力 2014-02-20 12:05:24




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