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中国映画市場で韓国の映画製作技術が好評…新しい輸出産業として急浮上


  • 中国映画市場で韓国の映画製作技術が好評…新しい輸出産業として急浮上
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中国に本格的に韓流が染み込んでから15年めにして、韓国の映画製作技術が中国大陸を占領しつつある。コンテンツが磨いた道を通じて、いまテクノロジーが進出している。

これまでの韓流はドラマ・歌謡・芸能などのコンテンツが中心だった。しかし、昨年から映画やドラマ制作に必要な高度な画像処理技術の輸出が大幅に増え、韓流が新しい分野に拡張している。その核心に視覚特殊効果(VFX)技術がある。

映画振興委員会が調査した「2014年韓国映画決算」によると、昨年の韓国映画の国外売上高は6308万4427ドル(約738億3401万ウォン)で、前年比で6.1%増加した。このうち完成作の輸出額は2638万475ドル(約308億7570万ウォン)で、むしろ前年比で28.8%も減少した。しかし、技術サービス分野の輸出額は3670万3952ドル(約429億5830万ウォン)で、前年比で63.9%増となった。映画輸出額全体における技術輸出が占める割合は58%だった。

韓国のCG技術は急成長する中国映画市場で好評を博し、新しい輸出産業として急浮上している。中国の歴代興行ボックスオフィスのトップ10には、韓国のCG技術が入った作品が3本もある。売上高歴代4位で12億4699万元を稼いだ『西遊記』は、マクログラフ(MACROGRAPH)社がVFXを担当した。 7位『モンキーキング(The Monkey King)』(10億4506万元)は、デジタルアイデア(DIGITAL IDEA)、デクスタースタジオ(DEXTER STUDIOS)、マクログラフなどの韓国企業3社が作った。昨年末に公開された『智取威虎山(The Taking of Tiger Mountain)』(8億8135万元・10位)はデクスターが引き受けた。

視覚的な特殊効果(Visual FX)を意味するVFXは、実際には存在しない映像や撮影不可能なシーンを撮影するために使用される技術を総合して言う。CGはVFX技術の一つとして、VFXに包括されている概念だ。

今年に入っても、映画製作技術の輸出は徐々に増加している。

情報通信産業振興院(NIPA)が把握した韓国企業の中国映画VFXの受注件は、昨年は『早更女友』『軍中楽園(Paradise in Service)』などの4本だったが、今年は『ゴーストランプ』など11本へと大幅に増えた。

情報振興院は「11本のうち8本を支援事業に選定した」と語った。デジタルアイデアは『ゴーストランプ』、マクログラフは『重慶大爆発』などを製作しており、デクスターは中国映画史上で最も多くの製作費が投入された映画のCG作業をしていると明らかにした。

専門家らは、韓国の映画製作技術が視覚効果の先進国である米国とカナダを追撃し、世界市場を開拓していると診断する。
  • 毎日経済_イ・ソンヒ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-07-26 19:16:17




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