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オンラインを通してオフライン「すくすく」

流通ビックバン、消費がかわる 

  • オンラインを通してオフライン「すくすく」
米国百貨店ノードストロームは、オンラインモールの人気商品を売り場で販売して顧客のスマートフォンで商品の伝達を提供す戦略により、顧客1人あたり平均仕入額(客単価)が3倍に増えた。オン・オフラインを有機的に結びつけ顧客がいつ、どこでも最善のサービスを受けれるようにする「オムニチャンネル戦略」が奏効したということだ。

一方米国最大の家電売り場のベスト・バイは顧客がアマゾンサイトと価格を比較して購入をしないよう、汎用QRコードを自社QRコードに変更した。オンライン価格比較を出来ないようになると、顧客は目に見えて減り売上が急減した。結局ベスト・バイはQRコードを元のようにもどした。

インターネットとスマートフォンで武装した賢い消費者が、様々なショッピングチャンネルを通して消費をしながら、今オンラインショッピングを見過ごしてはオフライン売り場も成長することが出来ない時代が到来している。実際に2012年PWC報告書によれば、全世界8カ国の約7000人にアンケートした結果、少なくとも2つ以上のチャンネル(オンライン、オフライン、ホームショッピング、モバイルショッピングなど)でショッピングする購買者が86%に達した。このような「マルチチャンネルショッピング」が全体の流通環境を変えている。オンラインモールの人気商品をオフラインの売り場で販売するかといえば、オンラインで成功した後オフラインに進出する事例も増えている。

オン・オフラインの境界が崩れながらこれまでお互い競い合う対立的領域として認識されてきたオンラインモールとオフライン売り場もひとつに融合される傾向だ。いわゆるオン・オフライン融合売り場であるネットショップ(net-shop)が急速に拡散されているのだ。

ロッテ百貨店は今月の中旬から本店イベント場で、顧客のスマートフォンに商品情報eブックを送るオムニチャンネルサービスを試験テストを実施して、6月からは全店で拡大する計画だ。

オンラインモールの人気ブランドをオフライン売り場で公開するポップアップストアや仮想ストアも続々導入されている。

恐ろしくも成長するモバイルショッピング顧客を狙い、ビックデータに基づいて顧客に合わせたアイテムを展示・推薦してくれるシステムも開発されている。オークションのキム・テス常務は「今は主に商品企画者(MD)として代弁される“人”が商品アイテムを選定しているが、これからはビックデータに基づいて顧客が最も望むアイテムを“サイバー店員”が勧めてくれるシステムに変わるようになる」と語った。
  • 毎日経済_キム・ジュヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-01-03 15:54:07




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