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サムスン電子プリンタ「限界突破」宣言

キム・ギホ副社長「クラウドプリント」紹介…スマートフォンで出力文書共有 

  • サムスン電子プリンタ「限界突破」宣言
紙のない世界を夢見ていた男が、よくできた紙の事業を考え出した。

世界的な情報通信技術展示会の「CeBIT 2014」が開かれるドイツのハノーバーで出会った、サムスン電子プリンティングソリューション事業部のキム・ギホ部長(副社長)の話だ。

キム副社長は9日、「私がサムスン電子の総合技術院で無線ネットワークを研究していた時だけでも、紙のない世界をつくろうとしたが、昨年、プリンティングソリューション事業部長を務めるようになり、結局すべての情報の最後の終着駅は紙だった」と話した。

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各種チケット・貨幣・契約書・領収書などは、高付加価値のプリント物だ。彼は、「ペーパーレスオフィスはまだ遠い話」だとし、「市場調査機関のIDCは、年間出力されるA4用紙がニューヨークを数百回覆う規模だという」と語った。

キム副社長はこの日、ハノーバーのエキスポウォールで「未来の文書」をテーマに記者懇談会を開き、「クラウドプリント」という新しいサービスを披露した。「カカオトーク」で友達に写真を送るように、スマートフォンで望む人を指定して出力文書を送るという方式だ。

キム副社長は、「スマートフォンをPCに接続してEメールを送り、プリンタIPを登録するなどの煩雑な手順を、アプリひとつで画期的に短縮した」とし、「個人のスマートフォンやタブレットPCが会社の業務用として使用される事例が増え、このようなサービスを必要とする企業が急増している」と説明した。

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クラウドプリントサービスの主要ターゲットは中小企業だ。キム副社長は、「人材と資金が不足し、専門家されたプリンティングソリューションを備えられない中小企業にオーダーメイド型のソリューションと製品を提供する」と語った。

サムスン電子は、クラウドプリントサービスが適用される新カラー・白黒プリンタ「C1860」と「M2880」シリーズを上半期に発売する予定だ。

サムスン電子は昨年、A4レーザープリンタ市場占有率15%と2位を占め、韓国・イタリア、ギリシャ・ポルトガル・タイなどで1位を占めた。キム・ギホ副社長は、「来年にはコンテンツをTVに転送する"ディスプレイコピー"サービスを打ち出す予定」だと明らかにした。
  • 毎日経済_イ・ジンミョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-03-09 19:25:51




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